世界の歌姫から大人気俳優まで、LGBTQ+な性自認を公表したセレブリティ5選
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人が何を愛し、愛されるのか。人の数だけある多様な愛の概念は、今や『LGBTQ+』と日々増え続けています。
こうした動きはハリウッド業界でも顕著になっており、自身のセクシュアリティを公表するセレブも増えてきています。
そんな、日本ではあまり知られていない、海外セレブが公言しているセクシュアリティについてご紹介します。
大人気ドラマ俳優から世界的歌手まで、多様な性自認の形とは
セクシュアリティを公言しているセレブ①:マット・ボマー
まずは、今や世界の人気ドラマの常連となった男前俳優のマット・ボマーです。
2020年8月現在、43歳のマットは大学時代に演劇を学び、卒業後は本格的に俳優を目指しニューヨークへ引っ越しました。
舞台を中心にキャリアを積んだのち、海外の昼ドラである2000年放送のソープオペラ『オール・マイ・チルドレン』の脇役で役者デビューを飾りました。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
マットの代表作といえば、日本でも大人気となったドラマ『トゥルー・コーリング』でのルーク・ジョンストン役と、同じくドラマ『ホワイトカラー』の主役であるニール・キャフリー役でしょう。
『ホワイトカラー』でマットは、天才的なスキルを持つ詐欺師を演じ、世界中のファンを魅了しました。
そんなマットは、2011年に長年のパートナーだったパブリシストの大手事務所『スレートPR』の社長であるサイモン・ホールズと結婚。2012年に自身がゲイであることを公表しました。
現在は代理母出産で生まれた3人の息子とともに、幸せに暮らしています。
セクシュアリティを公言しているセレブ②:ウェントワース・ミラー
次は、日本でも爆発的人気を誇ったドラマシリーズの主演で有名なウェントワース・ミラーです。
名門・プリンストン大学を卒業したエリートのウェントワース。卒業後は俳優を目指し、1995年にロサンゼルスに移住しました。
その後、下積みを重ね、2005年に転機となる当たり役を得ることになります。
それこそ、先に触れた世界的大ヒットドラマシリーズ『プリズン・ブレイク』の主人公マイケル・スコフィールド役です。
綿密な計画を立て、兄の脱獄を画策するマイケルを演じたウェントワースは、同シリーズの顔として大ブレイクを果たしました。
そんなウェントワースは、2013年に招待されていたロシアの映画祭への出席を辞退した際にゲイを公表しました。
というのも、同年制定された『同性愛宣伝禁止法』という、未成年者の前で同性愛者の権利などを主張することを禁ずる法律に、彼は敢然と異を唱えたからです。
セクシュアリティを公言しているセレブ③:ケイト・マッキノン
次は、全米の大人気コメディエンヌであり、近年は俳優活動でも人気沸騰中の女優、ケイト・マッキノンです。
2020年8月現在、35歳のケイトは、コロンビア大学在籍時、演劇を勉強するかたわら、学友たちとコメディ集団を結成しました。
卒業後はコメディ番組『Big Gay Sketch Show』に4年間出演。その甲斐もあってか、大人気コメディ番組『サタデーナイト・ライブ』に2012年から出演し、同番組の看板スターになりました。
その後、2015年に大ヒットコメディ映画の続編『テッド2』にカメオ出演したことを皮切りに映画業界にも進出。
2016年公開のリブート映画『ゴーストバスターズ』では、変わり者でお茶目だけど決めるところはバッチリ決めるイケメン科学者、ジリアン・ホルツマン役で世界的に有名になりました。
そんなケイトは、デビュー当時からレズビアンを公言していることでも知られています。
コメディエンヌ仲間との対談動画で「私は100%レズビアン」「『X-ファイル』見てて、ジリアン・アンダーソンに惚れたのが始まり」などと、ひょうひょうと語っていたこともあるケイト。
しかし、若い頃は大いに悩んだようで、母親に泣きながらカミングアウトした時に「何でもなりたいものになればいいよ」と力強く支えてもらったそうです。
セクシュアリティを公言しているセレブ④:マイリー・サイラス
次は、ドラマ・映画業界から離れて音楽業界から、世界的歌手のマイリー・サイラスを紹介します。
2020年8月現在、28歳のマイリー。アメリカ、テネシー州で5人兄弟の次女として生まれました。
9歳でモデルデビューを果たしたマイリーは、14歳の時にディズニーチャンネルの大ヒットドラマ『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』で主役に抜擢され、ティーンの憧れとして人気を獲得しました。
その後、歌手としても活動し、発売したアルバムが全米チャート1位を飾るなど華々しい経歴を披露している一方で、露出度の高い衣装での過激なパフォーマンスや奔放な発言で、たびたび世間を騒がせてきました。
そんなマイリーは、恋愛の際に相手の性を条件にしない『パンセクシュアル(全性愛)』を2015年に公言。
ファッション誌のインタビューでは「人は人に恋をするの。ジェンダーとか見た目とかそういうものではない。私はその人のスピリチュアルな部分で恋をする。セクシャリティは関係ないの」と語っています。
セクシュアリティを公言しているセレブ⑤:アンバー・ハード
最後は、元夫のジョニー・デップとの泥沼裁判で世間を賑わせた、女優のアンバー・ハードです。
テキサス州のオースティン生まれのアンバーは、17歳で高校を退学してモデル活動を開始。
2004年公開の映画『プライド 栄光への絆』で銀幕デビューを果たした後、2010年公開のホラー映画『ザ・ウォード 監禁病棟』で主演を務めました。
近年では2019年の超大作『アクアマン』でヒロイン役を熱演していましたよね。
私生活では、2011年公開の映画『ラム・ダイアリー』で共演したジョニー・デップと、2015年に結婚。しかし2017年に離婚しています。
そんなアンバーはバイセクシュアルを公言しています。
アンバーは自身のセクシュアリティについて「決して隠していたわけではなかった」と語っており、公表によって「レッテルを貼られた」と世間の目の変化をいぶかしく思ったそうです。
自由に考え、相手を好きになったりならなかったりする…本来、他人など関係ないセクシュアリティ問題。しかし、悲しいことに世間にはまだまだ偏見があります。
セレブが公表してくれることは、ある種こうした偏見を打ち破ってくれる一助になっているのかもしれませんね。
[文・構成/grape編集部]