繁殖犬として飼われた後、野良犬になったブルドッグ あの人気歌手の愛犬に
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人生は何が起きるか分からないもの。明日は今日とはまったく違う生活が待っていることもあり得ます。
それは人間だけでなく動物にとっても同じようです。
アメリカ・カリフォルニア州で保護された6歳のメスのブルドッグ『デイジー』は、繁殖犬としてブリーダーに飼育されていました。
海外メディア『ABC7』によると、彼女がいた生活環境は不健康で、飼い主から愛情を与えられることもなかったといいます。
その後、デイジーは捨てられて野良犬になりました。そして辿り着いた消防署に住み着いたのです。
消防署の玄関マットの上で寝ていた野良犬がセレブの愛犬に
デイジーはいつも消防署の玄関マットの上で寝ていたのだそう。そこで仕事を終えて戻った消防士たちを出迎えてくれたといいます。
ある日デイジーを心配した消防隊長が家に連れて帰り、里親を見つけようとしましたがダメだったのだとか。
こうしてデイジーはロサンゼルスにある動物保護施設『ワグマー・ラグジュアリー・ペットホテル・アンド・スパ』に預けられることになりました。
保護された時のデイジーの健康状態はとても悪く、立ち上がることも困難だったのだそう。
獣医師によると、おそらく何度も出産をさせられたせいで下半身が不安定になっていて、さらに食べ物のアレルギーによる皮膚感染症を起こしていたといいます。
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それからまもなくデイジーの里親の募集が始まりました。
ところが彼女に興味を示す人がなかなか現れなかったのです。
そのため『ワグマー・ラグジュアリー・ペットホテル・アンド・スパ』のInstagramでは、デイジーの写真や動画を繰り返し投稿して里親を募っていました。
しかし実はこの期間、ある人物がデイジーのことをずっと気にかけていたのです。
その人は…人気シンガーソングライターで女優のマイリー・サイラス。
すでに保護犬の里親になっているマイリーはデイジーのことを知り、「私は引き取ることはできないけれど、1日デイジーを預かって、彼女に家族を見つけてあげられないかなと思って」と連絡をしてきたのだそう。
こうしてデイジーはマイリーの家に預けられることになります。
そしてそのまま里親が見つからないまま数日が過ぎ、さらに1週間が過ぎた後、なんとマイリー自身が正式にデイジーの里親になることに決めたのです。
マイリーはデイジーを有名なスーパーモデルと同じ『ケイト・モス』と命名しました。
消防署の玄関マットから、今ではルイヴィトン柄の布団の上で寝ることになったケイト・モスはまるで犬版シンデレラのよう!
悲しい生い立ちの野良犬がセレブの愛犬になるというこのストーリーは多くのメディアでも紹介され、喜びの声が上がっています。
今まで孤独でつらい思いをしたぶんだけ、これからは目いっぱい甘やかされて幸せに生きてほしいですね。
[文・構成/grape編集部]