こんなことがあるなんて 3本足の保護犬を引き取った家族はなんと…
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アメリカ・カリフォルニア州に暮らすトム・マッカラムさんは保護犬に里親が決まるまでの間、一時的に世話をする『フォスター』を引き受けています。
2020年7月、トムさんは『パイ』という名前のメスの子犬を預かることになりました。
パイは生まれつき左の後ろ脚が短いのですが、歩行には問題がなく元気に成長していました。
パイが初めてトムさんの家にやってきた日、トムさんの愛犬『ルビー』はまるで母親のようにパイの面倒をみようとしていました。
一方、パイは新しい家に緊張していて、すぐには心を開くことができなかったといいます。
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そんなパイのことをトムさんとルビーは焦らずゆっくりと見守ります。すると数日後にはパイはすっかりリラックスして、ルビーの行く先々についていくようになりました。
そして気が付くと2匹はまるで本物の親子のように仲よくなっていたのです。
しかしトムさんはそろそろパイの里親を募集する時期だということが分かっていました。そこで彼は考えます。
2匹がこれからも気軽に会えるように、なるべく近くでパイの家族を見つけてあげよう。
こうして彼はあえてオンラインを使わず、パイの里親募集のポスターを作って近所に貼ることにしたのです。
3本足の子犬に最高の家族が見つかる
世界中に情報を拡散できるインターネットと比べて、近所に貼ったポスターを目にする人の数は限られています。
トムさんは「パイに最高の家族を見つけてあげたい」と願いながらも、あまり過度の期待はしていなかったのだとか。
すると約1週間後、トムさんの家の近所に最近越してきたという若い夫婦が「ぜひパイに会ってみたい」と電話をしてきたのです。
実はその夫婦はすでに3本足の犬を飼っていて、もう1匹家族に迎えたいと思っていたのだそう。
こうしてその夫婦と彼らの愛犬『ルイ』と会うことになったパイは、初対面と思えないほど打ち解けた時間を過ごしました。
その1週間後、パイは正式に夫婦の家族の一員となったのです。
トムさんにとってもパイを手放すことはつらかったのだそう。しかし彼はこう語っています。
パイは名前もそのままで、新しい家族と楽しく暮らしているといいます。
ペットの幸せは誰と暮らすかにかかっているといっても過言ではありません。パイが素晴らしい家族と巡り会えて本当によかったですね。
トムさんの愛犬ルビーも、もともとはフォスターとして預かった保護犬でした。
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[文・構成/grape編集部]