恋愛、友情、運命…交錯する出会いと別れを描いた感動映画5選
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grape [グレイプ] entertainment
春は新たな生活の始まりでもあると同時に、少し切ない『別れの季節』でもあります。
そんな春に見たい、出会いと別れを描いた感動映画をご紹介します。
思わず涙があふれる『別れ』が印象的な名作
E.T.
まず紹介したいのは、1982年公開の名作SFファンタジー映画『E.T.』です。
名匠スティーヴン・スピルバーグ監督と、名作曲家ジョン・ウィリアムズが送る少年と宇宙人の交流を描いた本作。
第55回アカデミー賞で4部門受賞という快挙を成し遂げ、全世界で爆発的な大ヒットを記録しました。
心優しいエリオット少年と、穏やかな心を持つE.T.がドタバタ劇の中で友情を育んでいくさまを見ていると、思わず自分もE.T.と友達になったような気持ちにさせられることでしょう。
E.T.を故郷に帰すため別れることになるラストシーンは、涙なくしては見られません…。
スタンド・バイ・ミー
次は、1987年に公開された、青春映画の金字塔と名高い作品である『スタンド・バイ・ミー』です。
モダンホラー小説の巨匠であるスティーヴン・キングが描いた感動の青春ドラマを、ロブ・ライナー監督が手がけた本作。
旅に出る少年たちが繰り広げる笑い、喧嘩、涙…あれだけ仲が良かった友達同士は、学年が変わるごとに徐々に疎遠になっていき、大人になる頃にはそのすべてが輝いて見えます。
『出会いと別れがあるからこそ人生は輝く』と教えてくれる名作映画ですね。
グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち
次は、1998年公開の映画で、歳の離れた2人が主人公の『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』です。
公私ともに仲のよい人気俳優マット・デイモンとベン・アフレック。2人が共同で脚本を執筆し、見事、第70回アカデミー賞で脚本賞を受賞したことでも知られています。
脚本のみならず出演も果たした2人に加え、名優ロビン・ウィリアムズの名演も光る傑作ドラマです。
愛を知らぬ天才のウィルと、過去に妻を亡くした心理学者のショーン。年齢の離れた2人が、徐々に交流を深め、忘れ得ぬ人生の盟友になって行くさまを繊細な演出で描かれています。
列車に乗った男
次は、2004年公開のフランス・ドイツ・イギリス・スイスが合作した重厚な人間のドラマを描いた映画『列車に乗った男』です。
フランス映画の名匠パトリス・ルコント監督による、ほろ苦い人生の終点を描いた本作。
主人公の1人である初老の男性・マネスキエを演じるのは、名優ジャン・ロシュフォール。もう1人の主人公・ミランをフランスの国民的ロックシンガーであり俳優のジョニー・アリディが好演しています。
アンダーグラウンドの世界で生きてきたタフガイのミランと、教師として堅実に穏やかな人生を歩んできたマネスキエ。
物語の終盤、運命の日を経て入れ替わったように映る2人の人生を見ていると、人生における他人との出会いと別れは、大きく運命を揺り動かすことを改めて思い知らされます。
エターナル・サンシャイン
最後は、2005年公開の美しくおしゃれな映像で胸を打つ、少し不思議なラブストーリー映画『エターナル・サンシャイン』です。
おしゃれで唯一無二の映像美を得意とするミシェル・ゴンドリー監督がメガホンを取り、ヒロインに映画『タイタニック』でお馴染みのケイト・ウィンスレットを起用した本作。
また、コメディ映画『マスク』でお馴染みの、俳優ジム・キャリーを主人公に迎えた点も本作の見どころの1つといえるでしょう。笑いを一切封印した彼の繊細な演技は必見です。
出会った当初は燃えるようにお互いを愛していた2人も、いつしかすれ違い別れてしまうもの。しかし、その思い出には色褪せぬ光が詰まっています。
別れを経て、互いに完璧な理解を得られないと理解している2人が選ぶラストは、見る人の胸に温かな成長を感じさせてくれるはずです。
人生には、出会いと別れがつきもの。しかし、それを繰り返すことで、輝きを増すものなのでしょう。
進学や就職などで環境が変わりやすい春だからこそ、映画を通して出会いや別れについて、今一度向き合ってみるといいかもしれませんね。
[文・構成/grape編集部]