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冬に履く靴下、どうやって選んでる? かえって足が冷たくなってしまう原因は…

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靴下を履いている写真

※写真はイメージ

冬は靴の中も冷えてしまうため、足を冷やさないよう防寒が必須。

例えば、『靴下の重ね履き』はおなじみの寒さ対策ですね。

しかし、グンゼ株式会社(以下、グンゼ)によると、靴下の重ね履きには、思わぬ落とし穴があるのだそうです。

靴下を履いている写真

※写真はイメージ

蒸れや締めつけが思わぬ逆効果を招く

寒さ対策として一般的な『重ね履き』ですが、グンゼでは「かえって冷やしてしまう可能性がある」と指摘しています。

重ね履きをしているのに冷えてしまう原因としては、まず『蒸れ』が挙げられるとのこと。

グンゼのウェブサイトでは、このように説明されています。

靴下は足に密着しているものが多いため、熱がこもって逃げにくくなり、足元が蒸れやすくなります。

足元が蒸れて汗をかいたままでは、残った汗が冷たい空気などに触れて冷えてしまいます

そのため、足を温めるつもりが、かえって足を冷やすことになってしまうのです。

また、汗をかいて足先が冷えてしまうと、霜焼けのリスクもあります。

靴下はできるだけ吸湿性・放湿性に優れたものを選ぶことをおすすめします。

また、足は本来、細かい骨で成り立っているため、やわらかく動くものですが、重ね履きによって足が強く締めつけられると、動きが制御されてにぶくなり、血行が悪くなってしまいます

そのため、重ね履きによって足元を温めるつもりが、かえって冷えを悪化させてしまうおそれがあります。

血行が悪くなることで、かえって冷えが加速する…というケースもあるそうです。

靴下を二重にしているのに暖かくならない場合は、重ね履きによって『蒸れ』や『血行不良』が起こっているかもしれません。

重ね履きする靴下の素材や厚みに注目しよう

上記のようなデメリットがある重ね履きですが、適切な方法で行えば暖かさや心地よさを感じることができるそうです。

グンゼでは「蒸れや締めつけなどでかえって冷えを招くことを避けるために、素材や厚みをチェックすることも大切」とアドバイスしています。

重ね履きのはじめに履く靴下は、薄手の『シルク混ソックス』がおすすめです。

シルクは、蚕(カイコ)の繭から取れる天然繊維で、吸放湿性や保温性に優れており、蒸れにくくする効果があります。

また、なめらかな肌ざわりで静電気も起きにくく、夏は涼しくて冬は暖かいです。

ほかにも、重ね履きによる過度の締めつけを軽減するため、重ね履きのはじめに履く靴下は、厚手の靴下よりも薄手の靴下を選びましょう。

薄手のシルク混ソックスをはじめに履き、その上に綿かウール素材の靴下を重ね履きするなどがおすすめです。

このような工夫をすることで、蒸れや締めつけの対策が可能とのことでした。

冬の寒さ対策の定番といえる『靴下の重ね履き』ですが、蒸れや締めつけによって逆に足を冷やしてしまうことがあります。

せっかくの対策が逆効果になってしまわないよう、グンゼのアドバイスを参考に、重ね履きする靴下の素材や厚みに注目してみましょう!

※本記事は出典元企業の許諾を得た上で掲載しております。


[文・取材/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]

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協力
グンゼ株式会社出典 「着ごこちプラス」「【医師監修】靴下の重ね履きは逆効果?冬の冷え対策法ご紹介」

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