entertainment

【恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜 第3話】努力が報われたような森生のハグ・ネタバレあり

By - grape編集部  公開:  更新:

Share Post LINE はてな コメント

※写真はイメージ

ブログ『現実逃避は前向きに。』で注目ドラマの感想をつづる、malcoさんによる新連載。2021年秋ドラマの見どころを紹介していきます。

ユキコ(杉咲花)が森生(杉野遥亮)と会っている所をイズミ(奈緒)に見つかって、険悪ムードが漂う赤座姉妹…。

10月20日に放送された第3話では、身長差のせいで自分の声がユキコに届きにくいと知った森生が、身長差を埋めるため、ユキコにハイヒールを購入します。

しかし、森生はそれをユキコの自宅の玄関先に置いて帰ってしまい、宛名がなかったために、イズミが「元彼からのプレゼントだ」と勘違してしまいます。

そしてこのハイヒールをきっかけに、姉妹の喧嘩が激化するのでした。

ユキコとイズミの大喧嘩

いつものように登校中に森生と会ったユキコ。ハイヒールが森生からのプレゼントだったと知って驚き、イズミから取り返そうと決心します。

そんな中、森生たちの溜まり場の喫茶店に獅子王(鈴木伸之)がやって来て、就職が決まったと報告します。

この時の森生の全財産は、驚愕の18円。度肝を抜かれる金額です。

森生は、獅子王に触発されて就職活動を始めますが、どこからも相手にしてもらえず落ちこんでしまいます。

その後、ハイヒールはいつの間にかイズミに捨てられており、焦ったユキコはゴミ置き場を漁ります。

ゴミ袋に顔を寄せながら、手探りで探す彼女の姿が健気でした。その姿からも、もうすっかり森生に恋をしている様子のユキコ。

ハイヒールを見つけ出したユキコは、森生にお礼の電話をします。

ユキコにハイヒールは危ないと気がついた森生でしたが、少しで良いから履いている所を見たいと言います。全力で支えるから、好きなだけつまずいても大丈夫だと。本当に優しい男です。

就職活動がうまく行かず落ち込んでいる時に、電話で話すだけで元気を取り戻せるという、2人のあたたかい関係が素敵です。

しかしこの直後、ハイヒールが森生からのプレゼントだったとイズミに知られてしまい、イズミは激怒。大喧嘩に発展します。

この喧嘩のシーンは強烈でした。

杉咲さんと奈緒さん、2人の演技がリアルすぎて本当にハラハラさせられたし、どちらの気持ちにも共感できて、途中から涙が溢れました。

イズミは、ユキコのことを自分が一番近くで見てきたと自負していました。「普通の人とは違うユキコ」が傷つくのが心配でたまらないのです。

一方のユキコは、イズミの過干渉で自由にできず、不満を持っていました。新しいことができないのは楽しくないと感じていたのです。

ユキコは不満を抱きながらも、世話を焼いてもらっている立場の弱さから、自分を押し殺してきたのでしょう。

しかし、イズミがユキコを大切に思っていたのは本心。自分のやりたいことを我慢して常に妹のことを考える、優しく責任感の強い姉だったのです。

森生が姉妹に与える影響

ユキコとの電話で元気を取り戻した森生は、アルバイト募集の張り紙を見てレンタルショップを訪れます。

店員がいないのを不審に思いつつ、音声ガイド付きのDVDが多いと気がついてテンションが上がり、ユキコを連れてきた時のシミュレーションを始める、どこまでも可愛くて面白い森生。

そんなことをしている内に、セルフレジで困っている年配の女性を手伝うことになります。

そこへ突然現れた獅子王が、その女性に親しげに話しかけてきて、森生はキョトン。視聴者もキョトンだったでしょう。

その女性は獅子王の祖母で、そのレンタルショップは獅子王の就職した店だと聞いてビックリ。

この店の店長になったと話す獅子王は、森生に店の不親切なところを指摘されたことから、森生のアルバイト採用を決めてしまいます。

なんと、獅子王が森生の上司に…。驚きの連続です。

森生の採用決定をめでたいと思う反面、何かと殴り合いになりそうな二人に、少々不安が残ります。

話は変わり、ユキコとイズミの喧嘩は、「お節介を焼いたら感謝された」という森生の話を聞いたユキコが、仲直りの方法を思いついたことで解決へ。

ユキコは、ハイヒールに似合う服を買うためにイズミを誘います。いつもイズミについて来てもらっていた買い物に、一人でチャレンジするところを外から見守ってもらいます。

一人で買い物をするユキコを見つめて涙を流すイズミ。ずっと世話を焼いていた妹が、独り立ちしていく嬉しさと寂しさが感じることができて、ここでも涙が出ました。

買い物を終えたユキコに、イズミは「あいつのおかげかもね」と悔しさを滲ませます。そんなイズミに「強くなれたのはお姉ちゃんのおかげ」と言えるユキコが素晴らしい。

世話を焼いてくれた姉への感謝を言葉にして、その上で、もっと色んなことにチャレンジしたいという自分の考えを伝えられて、仲直りとしては最高の形で着地できたのではないでしょうか。

思えば、喧嘩のきっかけを作ったのも、仲直りのヒントを与えてくれたのも森生でした。

雨降って地固まる。姉妹の絆はより強固なものになったようです。森生は知らず知らずのうちに、この姉妹に大きな影響を与えていますね。

後日。森生が働き出したレンタルショップに、ユキコがやってきます。足元には、あの赤いハイヒール。

慣れないハイヒールに足元がおぼつかず、くぼみにハマってつまずくユキコを森生が抱き止めます。

「履きやすい靴をプレゼントする」と言った森生への、ユキコのセリフにキュンとしました。

「この靴は黒川の声を聞くためのものなんだよね?じゃあこれでいいじゃん。だって、これ履くときは、いつもいてくれるんでしょ?」

恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール ーより引用

この言葉に、ユキコをギュッと抱きしめる森生。そりゃぁ、嬉しいでしょう。

時に偏見の眼差しで見られ、イズミに罵倒されて悩みながらも、一直線にユキコを想って、果敢に前へ進んできたのです。

彼の努力が報われたような気がしたシーンでした。

森生の愛おしそうなハグにも感動。それを遠くで見守って涙を流すイズミに、もらい泣き(泣くの3回目)。

さらに、イズミにさりげなくハンカチを渡す獅子王に大笑い(いつの間に!)。

泣いたり笑ったり、忙しいドラマです。

獅子王は、DVDを借りる祖母の手伝いをしたり、前にもバス停でユキコを拾ってくれたり、見た目によらず紳士ですね。

彼への興味も深まった第3話でした。

そして問題のラストシーン。

一気に距離を縮めたユキコと森生に、腹を立てたハチ子(生見愛瑠)が不意打ちキス。

なんてことをー!!

ハチ子の行動に腹を立てつつ、次回、あの森生がどんな反応を示すのか、楽しみなような怖いような…。 期待と不安を寄せつつ、第4話を待つことにします。


[文・構成/grape編集部]

狩野英孝さんの写真

快挙を成し遂げた狩野英孝、帰国便の搭乗券をよく見ると… 「さすがJAL」の声ホノルルマラソンから帰国する狩野英孝さんに、JALが用意したサプライズとは…。

ファーストサマーウイカさんの写真

ロケで出会う人を「お母さん」と呼ぶのは気になる ウイカが決めている呼び方とは?タレントがロケで街中の人を呼ぶ時の「お母さん」「お父さん」に違和感…。ファーストサマーウイカさんが実践している呼び方とは。

出典
恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール

Share Post LINE はてな コメント

page
top