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香川照之の『性加害』を擁護する声 谷原章介の反論に「ド正論」「スカッとした」

By - grape編集部  公開:  更新:

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2022年8月25日に、一部週刊誌で3年前の性加害が報じられた、俳優の香川照之さん。

報道によると、香川さんは東京都中央区にある銀座の某クラブで、従業員の女性の服の中に手を入れ、ブラジャーを剥ぎ取るなどの行為をしたのとこと。

その後、香川さんがクラブで働く女性の髪の毛をわしづかみにする写真も公開され、多くの人が衝撃を受けました。

香川さんの所属事務所は、一連の報道に対し「事実である」とコメント。また、騒動を受け、出演している番組やCMの降板が続々と発表されています。

谷原章介、香川照之『性加害報道』への世間の声に疑問

歌舞伎役者としてだけでなく、これまで数多くのドラマや映画にも出演し、スポーツの解説も行うなど、幅広い活躍をしてきた香川さん。

子供向けの冠番組『香川照之の昆虫すごいぜ!』(NHK)にも出演しており、香川さんの不祥事は世間を揺るがしました。

同年9月2日、情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)でも、香川さんの騒動について特集。

MCを務める谷原章介さんは、同じ俳優として、香川さんについて「演技者として日本を代表する方で、本当に残念な思いでいっぱい」とコメントしました。

続いて、今回の騒動に対するある意見について、はっきりとした言葉で、このように自身の考えを述べます。

昨今「風俗店で働いているのであれば多少のセクハラはガマンするべきだ」みたいな論調があるんですけれども、それはもうまったく違うと思っていて。

セクハラという行為はあくまで衣服の上から、たとえば身体をちょっと触られるとか、卑猥な言葉を浴びせられるとか、その程度が僕の中では『セクハラ』っていう範疇(はんちゅう)であって。

今回女性がされたのは、下着をはぎとられて、生で身体を触られて、なおかつその下着をみなに嗅ぎ回される。これは僕は性的な暴行だと思います。

例えばミニスカートの女性が歩いていて、その方が痴漢に遭ったら「ミニスカートなんて履くんだから痴漢に遭うんだよ。そんなの履くな」って、そんなのはおかしな話じゃないですか。「痴漢に遭いたくないんだったら、そんな痴漢に遭わないような服を着ろ」(とか)。

決して銀座のクラブという場所はそういう性的な暴行…セクシャルハラスメントの時点でもダメだと思いますけれども、性的な暴行も認められるような場所では、僕はないと思います。

ですから、そういう所で働いている方が、そんな暴行を受けて当たり前だとはまったく思いません。

めざまし8 ーより引用

今回の騒動が報じられると、多くの人が香川さんの常軌を逸する行動を批判し、被害者を心配しました。

しかし残念なことに、中には香川さんを擁護し、被害者に対して「夜の店で働いているのだから、それくらいはガマンをしろ」と泣き寝入りを強いる声も上がっています。

谷原さんはそういった心ない声を知り、世間に呼びかけるように「クラブはセクハラや性的な暴行が認められる場所ではない」「働いている人がそういった被害を受けるのは当たり前ではない」と持論を展開しました。

確かにクラブなどの店は、性的な要素で客を引いている部分もあります。しかし、合意がなく、サービスの範囲外である行為は犯罪行為といえるでしょう。

番組放送後、谷原さんのコメントはネットで拡散され、多くの人から同意する声が上がりました。

・業界の先輩相手にもかかわらず、ド正論でかっこいい。

・そもそも性的暴行以前に、「サービス外のことを店でやるな」という話だよね。

・そういう擁護の声にドン引きしていたから、谷原さんの反論にスカッとした。

性加害に限らず、合意でない以上「他人から一方的に加害されるのは当たり前で、仕方のないこと」ということはありません。

社会全体がその意識をしっかりと持つことが、ハラスメントや犯罪行為を減らすカギではないでしょうか。


[文・構成/grape編集部]

出典
めざまし8

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