「苦しんでる人が幸せになる世界に」 氷川きよし、『休止前ラストアルバム』の想い明かす
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2022年1月に、2022年いっぱいでの歌手活動の休止を発表した、歌手の氷川きよしさん。
2000年にデビューして以来、高い歌唱力と整ったビジュアルで幅広い歌を披露してきた氷川さんですが、「自分を見つめなおし、リフレッシュする時間をつくりたい」との想いから、ここで一度心身を休めることにしたそうです。
およそ22年間の歌手活動に区切りをつける上で、氷川さんは公演『氷川きよし特別公演』やディナーショー、コンサートツアーを精力的に行っています。
また、2022年11月22日には歌手活動休養前のラストアルバムとなる『オリジナル・コレクションVol.03~ロック&ポップス&バラードの世界~「魔法にかけられた少女」』をリリース予定。
発売のおよそ1か月前である同年10月24日、アルバムの詳細が発表されました。
氷川きよし、休止前ラストアルバムへの『想い』を明かす
同アルバムは、3枚のディスクに氷川さんのオリジナル作品がぎゅっと詰まった、ベストアルバムの第3弾。
収録曲は氷川さん自身が選んでおり、『ロック&ポップス&バラードの世界』をテーマにしています。
劇場公演で歌唱された『革命前夜』や、ゲーム『信長の野望・新生』のテーマ曲である『雷鳴』は、なんと今回が初のCD化。
また、氷川さんは今回『Kiina』名義で作曲や作詩も行っており、黒色の豪華な衣装を身にまとった『Kiina』のビジュアルを公開しています。
『Kiina』名義で作詩を行った『魔法にかけられた少女』『Father』に加えて、作曲も手掛けた『泣けてくるけど 笑えてくるの♡』など、5曲の新曲が収録されており、ファン必聴のアルバム。
新曲には氷川さんがたくさんの熱い想いを込めており、このようにコメントをしています。
氷川きよしさんコメント
いつも氷川きよしの歌を聴いてくださり本当にありがとうございます。
このたび、「オリジナル・コレクション Vol.03 ~ロック&ポップス&バラードの世界「魔法にかけられた少女」」を発売させていただきます。
今回も自信作となっておりまして、デビューしてから23年間の思いをぎゅっと集めたアルバムになっております。
今回は東京・明治座、大阪・新歌舞伎座公演、福岡・博多座公演、名古屋・御園座公演という全国4座の劇場公演のお芝居のテーマソング「革命前夜」やゲーム【信長の野望・新生】のテーマ曲「雷鳴」を初CD化にて収録しております。
また、新曲も5曲収録しております。タイトル曲の「魔法にかけられた少女」は私が作詩をさせていただきました。
一番苦しんでいる人や悲しんでいる人が一番幸せになれる世の中に変えていきたいと思って、心の叫びを書きました。少女は魔法にかかって少年になってしまって、でも少女として生きる、そんなストーリーです。
そして父のことを歌った「Father」。これも作詩をさせていただきました。
作詩に加えて、作曲もさせていただいたのは「泣けてくるけど笑えてくるの♡」。これは日常にある切なさとか、ポジティブな、そしてロマンティックな乙女心を書いた作品です。
「ピエロ」は永井先生に書いていただきました。人に笑顔になってもらうことがお仕事で頑張ってきて、でもそれが終わった後の切なさというか、喜ばれるのは嬉しいけれども、その裏には苦悩があって。
そんな歌詞の世界に自分の想いとも重なる部分がある、とても共感できる作品です。
「16436日」は自分が45歳になった時の日にちなんですが、純粋に支えて下さった方や、原点である両親がいたからここまで歩いてこれたということをいつも心に思いながら、つらいことも悲しいことも乗り越えてきたんだなと、そんな感謝が溢れているバラードになっています。
ぜひたくさんの方々に聴いてもらえたら嬉しいです。
「一番苦しんでいる人や悲しんでいる人が、幸せになれる世の中になってほしい」という思いが込められた楽曲がタイトルになった、渾身のベストアルバム。
氷川さんはいつか活動を再開した後も、楽曲を通して多くの人に笑顔を届けてくれるでしょう。
[文・構成/grape編集部]