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米津玄師が『君たちはどう生きるか』の主題歌を担当 きっかけは『あの曲』で…

By - grape編集部  公開:  更新:

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2022年末に鳥のような絵のポスターが公開され、反響を集めた、宮崎駿監督の長編アニメ映画『君たちはどう生きるか』。

宮崎監督がおよそ10年ぶりに手掛けた、スタジオジブリの新作です。

しかし、情報解禁がされてから公開日である2023年7月14日まで、『君たちはどう生きるか』についての事前プロモーションは一切なく、謎に包まれた作品として世間をざわつかせています。

『君たちはどう生きるか』の主題歌が判明

同日、歌手の米津玄師(よねづ・けんし)さんがTwitterを更新。

『君たちはどう生きるか』の主題歌として、『地球儀』というタイトルの楽曲を制作したことを明らかにしました。

米津さんが主題歌の話をもらったのは、4年も前のこと。

米津さんが作詞・作曲・プロデュースを担当した、小・中学生の5人で構成された男女混合ユニット『Foorin』の『パプリカ』という曲を、宮崎監督がラジオで聞いたことがきっかけになったそうです。

オファーを受けた時の心境や、その後の4年間を、米津さんは次のように振り返っています。

お話を頂いたのはもう4年ほど前のことです。一番最初は驚愕すると同時に「何故自分なのか」と困惑しました。曰く、宮﨑さんがFoorinのパプリカをラジオで耳にしたのをきっかけにわたしに白羽の矢が立ったようです。5冊分にもなる重たい絵コンテを頂き、宮﨑さんから説明を受け、恐る恐る作曲に取り掛かりました。今や遥か遠い昔の出来事のように感じています。

この4年間のあいだ、幾度か小金井のスタジオへと足を運び、宮﨑さんや鈴木さんとお話をさせて頂いたのですが、その殆どが不思議なくらい気持ちよく晴れた日でした。近所にいる園児の声を聞きながら、黒々と落ちた木陰の中を歩いたのをおぼえています。常日ごろ狭い部屋で独り過去の記憶を辿りながら作曲をしている身からすると、それは豊かと呼ぶ他ない体験でした。

@hachi_08 ーより引用

5冊分の絵コンテをもらい、作曲に取り掛かったという、米津さん。

東京都小金井市にある株式会社スタジオジブリに何度か足を運び、宮崎監督や鈴木敏夫プロデューサーと話したそうです。

米津さん自身、宮崎監督の作品を観て育ったそうで、宮崎監督や鈴木プロデューサーと過ごした時間を「豊かと呼ぶほかない体験」とつづっていました。

最後に、米津さんは、自身が手掛けた『地球儀』という曲について、このように明かしています。

「地球儀」は「君たちはどう生きるか」の為の曲であり、わたしが今まで宮﨑さんから受けとったものをお返しする為の曲でもあります。今まで映画を作り続けてくれてありがとうございました。そしてこれからもずっと作り続けてください。

@hachi_08 ーより引用

『君たちはどう生きるか』を同日に観た人たちからは、米津さんの歌に関する絶賛のコメントが数多く寄せられました。

・映画の最後に優しい米津さんの声が響き渡り、思わず涙してしまいました。『君たちはどう生きるか』に、とてもぴったりな曲だと思います。

・たった今映画を観てきました。作品が楽しかったのはもちろんのこと、米津さんの歌声が流れて、とても嬉しかったです。

・なんとも優しい歌。最後に心がふわっと、優しさに包まれました。この『地球儀』という曲で締まった気がします。

宮崎監督と米津さんの想いが込もった作品と歌声を、映画館で堪能してみてはいかがですか。


[文・構成/grape編集部]

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出典
@hachi_08

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