ふとんを干す時に実はNGな行動 寝具を清潔に保つ方法に「改めます」
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- 出典
- curama.jp
天気がいい日には、ふとんを干したくなるものです。ふんわりフカフカの寝具で眠れば、睡眠の質を高める効果も期待できるでしょう。
外に干して叩くのが一般的な方法というイメージがありますが、誤った方法でお手入れしている人も少なくないようです。
ふとんの正しい干し方について、暮らしにまつわるさまざまなサービスを提供する『くらしのマーケット【公式】』(curama.jp)Instagramより紹介します。
そもそもなぜふとんを干す必要があるのか
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
ふとんを正しくメンテナンスするために、まずは『干す目的』を把握しておきましょう。くらしのマーケット【公式】Instagramが紹介しているのは、以下の3つです。
・湿気を取り除くため
・付着した髪やフケを取り除くため
・汗や皮脂の嫌な臭いを取り除くため
ふとんに溜まった湿気をそのまま放置すれば、カビ発生やダニ繁殖の原因に。髪やフケはダニのエサになるため、定期的に落としておくことが大切です。紫外線には殺菌効果があるため、菌が原因で発生する悪臭も、除去しやすくなるでしょう。
ふとんを干す時には、これら3つの目的に沿った行動を心掛けることが大切です。
ふとんを干す時の4つのポイント
続いては、ふとんを干す時に意識するべきポイントを見ていきましょう。
ふとんのカバーは付けたままの状態で干す
ふとんを天日干しするメリットは多いものの、『紫外線の影響で傷む』というデメリットもあります。カバーを取り除いた状態で干すと、その影響はダイレクトに。ふとんを守るためにも、カバーは付けたままの状態で干すのがおすすめです。
両面をしっかりと干す
ふとんに含まれる湿気を十分に飛ばすためには、湿度が低く、晴れている日を狙いましょう。午前10~午後3時頃までの時間帯が、1日のうちでもっとも湿度が低くなります。両面を干してしっかりと乾燥させましょう。
肌に触れるほうの面は長めに干す
肌に触れるほうの面は、特に汗や皮脂の影響を受けやすいもの。できるだけ長く紫外線に当てることで、殺菌・消臭効果を実感しやすくなります。
くらしのマーケット【公式】Instagramによると、綿のふとんは週に2回、2~4時間を目安に干すのがおすすめとのこと。ポリエステルであれば、週に1回、1.5~3時間が目安です。
羽毛ぶとんは非常にデリケートで、天日干しには向いていません。月に1~2回、風通しのいい室内で1時間ほど陰干しするのがおすすめです。
ふとんを叩くのではなくはらう
ふとんをふとんたたきでバンバンと力強く叩くイメージがありますが、それは間違い。
干したふとんを勢いよくたたくと、その衝撃でダニが砕かれ、アレルギー悪化の原因になります。生存しているダニはふとんの奥深くにもぐってしまうため、メリットはほとんどありません。
髪やフケを取り除くためには、表面を優しくはらうだけで十分でしょう。なお、ふとんを干すだけでは、直接ダニを駆除する効果はほとんど得られません。ダニを駆除するには、以下のような方法を選択してください。
・掃除機をかける
・ふとん乾燥機で50℃以上の高温処理をする
・コインランドリーの乾燥機を使う
・クリーニングする
これらの対策を組み合わせて実践し、より快適に眠れる環境を整えてみてください。なお、ウールやシルクを使ったふとんの場合はコインランドリーの乾燥機の使用は控えましょう。
干す際にカバーを外したり、朝ベランダに出したふとんを帰宅時までそのままにしたり…。「実は誤った干し方をしていた」という人も意外と多いのではないでしょうか。ふとんを干す目的や意味、注意点を知り、正しく実践してみてください。
心地よいふとんで、日々の眠りの質を向上させましょう。
[文・構成/grape編集部]