「すごく悲しそう」 路上で見つかった子犬 首輪に手紙が付いていて?
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首輪を付けた迷い犬が見つかった場合、飼い主が探している可能性があります。
しかし、イギリスで見つかったある子犬は、その限りではありませんでした。
首輪に付いていた手紙に書いてあったのは…
夏も終わりに近付いた頃、路上でうろついていた1匹の子犬が保護されました。
子犬は首輪をしていて、その首輪に手紙が貼り付けられていたのだそう。
手紙の外側には大きな字で「ぼくを助けて!ぼくの名前はチェイスです」と書かれていました。
さらに、中に入っていた小さな紙には、チェイスくんが迷い犬ではない理由が記されていたのです。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
ぼくは11月16日で1歳になります。ぼくはとても人懐っこくて、優しく、子供と仲よくできます。
飼い主がぼくの世話をできないので、新しい家が必要です。どうか助けてください。ありがとう。
チェイスくんの飼い主は、なんらかの事情で愛犬と暮らせなくなり、優しい人に見つけてもらえることを願ってこの手紙を書いたのでしょう。
飼い主の望み通り、路上で親切な人に保護されたチェイスくんは、動物保護施設『ホープ・レスキュー』に預けられました。
『ホープ・レスキュー』のスタッフはSNSでチェイスくんについて投稿。
チェイスくんを捨てた飼い主を責めることなく、「幸いなことに、チェイスは私たちの施設に連れて来られました。飼い主がこの投稿を見て、彼が無事だと知ってくれたらいいのですが」とつづっています。
この投稿には、飼い主への同情と非難の両方の声が上がりました。
・かわいそうに。チェイスがすごく悲しそうで、怖がっているのが分かるよ。
・どうして犬を保護施設に連れて行かずに、路上に捨てるんだ。メモがあろうがなかろうが。心が痛むよ。
・残念ながら多くのシェルターは満員で助けられない。飼い主はこの犬の誕生日を共有するほど気にかけていた。手放すのがつらかったに違いない。
・とてもかわいい犬だ。よく世話をされていたように見えるね。
『ホープ・レスキュー』の施設に到着した直後のチェイスくんはとても緊張していて、逃げ回っていたといいます。
チェイスくんがスタッフを信頼できるようになるまで、時間がかかったそうです。
その後チェイスくんは次第に落ち着いてきて、保護されてから約2週間後には仮里親の家で過ごすことになりました。
きっと元の飼い主はチェイスくんの幸せを願って最善を尽くそうとしたのでしょう。
しかしどのような事情があったとしても、犬を路上に放置するのは間違っています。
無事に保護されたからよかったものの、チェイスくんが危険にさらされる可能性もあったはずです。
チェイスくんが新しい家族に出会い、これからは一生安心して過ごしていけるといいですね。
[文・構成/grape編集部]