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『5コマ』で描く衝撃の異物混入 オチで笑える、意外な理由【作者インタビュー】

By - エラチヒトシ  公開:  更新:

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伊東の写真

クリエイター

伊東

Xでシュールギャグ中心に5コマ漫画を公開。

レストランなどの飲食店に行った際、頼んだ料理の中に異物が混入していたら…あなたならどうしますか。

たとえどれだけお気に入りの店でも、「もう二度と行かない」と思ってしまうのは自然なことでしょう。

そんな『異物混入』をテーマに、伊東(@ito_44_3)さんが描きXで公開した創作漫画が、反響を呼んでいます。

ある男性が、以前からお気に入りのレストランを訪れた時のことです。

座席へ運ばれてきたスープの中に、通常ではありえない異物が入っていて…。

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『異物混入』と聞いて、従業員の髪の毛などをイメージする人は多いはず。

しかし混入していたのは、まさかのヘビ。何やら、従業員であるメデューサの『髪の毛』が混入してしまったといいます。

にらみつけた者を石に変えてしまうという恐ろしい力に配慮して、目隠しをしていたのですが…視覚を封じる代わりに、嗅覚が研ぎ澄まされることで格別の料理を提供できていたのでした。

ツッコミどころが満載の漫画には、「衛生面に目をつむれば…」「おいしさの秘訣、ストーンと腑に落ちました」「こういうのを思いつく人が天才なんだと思う」といったコメントが寄せられています。

『5コマ漫画』作家・伊東さんに、創作の秘密についてインタビュー

シュールギャグを中心とした5コマ漫画をXに日々投稿している、伊東さん。

grapeは伊東さんに、漫画投稿を始めたきっかけや創作に対する想いなどについて、インタビューを行いました。

――まず、Xで創作漫画の投稿を始めようと思ったきっかけがあれば教えてください。

もともとは『二次創作マンガ』を投稿していましたが、「もっと好き勝手に描きたいな」と思い、オリジナルを描き始めました。
オリジナルならばどんなネタを描いても、例え炎上しても、よそに迷惑がかかることがないので気楽です。

――5コマ漫画を描こうと思った理由はなんでしょうか。

オチを複数仕込めるからです。質より量で笑わせるほうが楽なので…。
あと、同じようなボケ・ツッコミを繰り返す手法の『てんどん』も、コマ数が多いと簡単に仕込めるからです。

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『てんどん』が分かりやすく使われている漫画

――さまざまなジャンルがある中で、なぜギャグを中心とした漫画を描こうと思ったのでしょうか。

画力が低かったり、絵が手抜きだったりしても成り立つからです。
また、ギャグならばロジックでネタ出しができるので、スランプになったこともありません。

――漫画内で描くギャグの着想は、どのようなところから得ることが多いですか。

Xで話題になっていることや、ウケているポストから着想を得ることが多いです。
あとは昔話をギャグ風にしたり、『あるある』ネタもよく描きます。

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グリム童話『赤ずきん』をギャグ風にした漫画

――伊東さんの作品には、ジェンダー問題や税負担など、時に社会問題に切り込む鋭利なギャグが登場しますよね。こういった類のギャグを描く上で、意識していることはありますか。

なるべく中庸な視点で描きたいとは思っています。
それと、せっかくなのでXの時流にのった話題で描くことが多いです。

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税負担の増加についてギャグ寄りに描いた漫画

ジョンソンともゆき(@tomo_yuki2525)さんの漫画

「シェフを呼んでくれ!」 感動的な展開と思いきや…「笑った」「手洗えよ!」漫画家のジョンソンともゆき(@tomo_yuki2525)さんが、漫画で描いた男性も「シェフに感謝を伝えたい」と思った、1人。料理に感動したことを本人に伝えようと、シェフを呼んだのですが…。

マー(@maaasenyooo)さんの漫画

「シェフを呼んでくれたまえ」 ピリッとする展開と思いきや…「笑った」「大好き」「シェフを呼んでくれたまえ」漫画家のマー(@maaasenyooo)さんが公開した漫画をご紹介します。

協力
@ito_44_3

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