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洗濯機で枕は洗える?洗えない? 専門家が教える『正解』は…【正しい枕の洗い方】

By - grape編集部  公開:  更新:

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『枕のつけ置き洗い』をする写真(撮影:平島利恵)

撮影:平島利恵

洗濯研究家の平島利恵です。

毎晩使っている枕、最後に洗ったのはいつですか。

「天日干ししているから大丈夫」「枕は洗えないと思っていた」という人も多いかもしれません。

実は、多くの枕は洗濯機で簡単に丸洗いできるんです。

枕に蓄積した汗や皮脂の汚れは、天日干しや消臭スプレーでは取り除けません。

夏の間に染みこんだ汚れをそのままにしておくと、黄ばみやニオイ、ダニの原因にもなってしまいます。

実際にスタッフが9年間洗っていなかった枕を洗うと、下の写真のように驚くほど汚れが浮き出てきました。

枕を洗う写真(撮影:Heulie)

撮影:Heulie

あなたの枕は、どのくらい清潔でしょうか。ちょっと不安になった人も多いかもしれませんね。

家で洗える?洗えない?素材で確認

洗えるかどうかは、枕の洗濯表示を確認してみましょう。『洗濯機OK』『手洗いOK』のマークがあれば、家庭で洗えます。

枕の洗濯表示タグの写真(撮影:Heulie)

撮影:Heulie

一般的に、ポリエステル、パイプ、ビーズ素材は洗濯可能です。

一方、低反発ウレタン、羽毛、そばがらの枕は基本的に水洗いNG。これらは風通しのよい場所で陰干ししましょう。

簡単2ステップ!枕の丸洗い

それでは枕の洗い方を確認しましょう。2ステップで洗えるので、意外と簡単ですよ。

1.洗濯ネットに入れて洗濯機へ

『枕のつけ置き洗い』をする写真(撮影:Heulie)

撮影:Heulie

枕単体で洗濯ネットに入れ、デリケートコースまたは手洗いモードで丸洗いしましょう。

すすぎは2回以上に設定し、洗剤を残さないようにします。

2.中までしっかり乾燥させる

枕を干している写真(撮影:Heulie)

撮影:Heulie

中綿が濡れたままだとカビや臭いの原因に。風通しのよい日陰で、サーキュレーターなどの風を当てながらよく乾かしましょう。

ニオイが気になる時の『スペシャルケア』

汗や皮脂の蓄積が気になる枕は、洗濯機にかける前にぬるま湯でのつけ置き洗いをプラス。繊維の奥に染み込んだ臭い・汚れをリセットしましょう。

『枕のつけ置き洗い』をする写真(撮影:Heulie)

撮影:Heulie

40℃前後のぬるま湯に、皮脂汚れに強いアルカリ性粉末洗剤を溶かして30分ほど浸けてから洗濯します。

ほったらかしで、黄ばみやニオイが驚くほどスッキリするので、試してみてくださいね!

枕を清潔に保つことが肌トラブルを防ぐ

枕は半年に一度の丸洗いが目安です。

頻繁に洗えないため、カバーはなるべく毎日交換し、風通しのよい場所で定期的に干しましょう。

清潔な枕は、睡眠の質を高めるだけでなく、肌トラブルを防ぐことにもつながります。

寝ている間、枕には汗・皮脂・よだれ、スキンケア・ヘアケア剤の成分が移りやすく、それらが残るとニキビや肌荒れの原因になることも。

毎日肌に触れるものだからこそ、清潔な環境を保つことが大切です。

ベッドにいる女性の写真(撮影:Heulie)

撮影:Heulie

「枕を洗うのは大変そう…」と思い込まず、思い切って洗濯機で丸洗いしてみてください。

想像以上に汚れが出てきて、すっきり気持ちのいい眠りにつけますよ。

平島さんの顔写真

記事執筆 平島利恵

洗濯研究家であり、株式会社Heulie(ユーリエ)の代表取締役。フルタイムで働く4児のママ社長。
洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。
自社ブランドの人気の洗濯洗剤「Rinenna(リネンナ)」は、つけ置き洗いで驚くほど汚れが落ちると、好評を得ている。
Webマガジン『暮らしの道具店』で、洗濯についてのコラム監修
Rinenna公式ページにて洗濯コラムを執筆
https://rinenna.jp/
YouTubeInstagram


[文・構成/平島利恵]

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