100均のししゅう糸で? 完成させた『たべっ子どうぶつ』のパッケージに「マジですごすぎる…」「天才」
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針と糸を使って布地に絵や模様を描く、刺しゅう。
美しい仕上がりの刺しゅうを見ると、ときめくと同時に、その技術の高さとかかった労力を想像して「すごい」と驚くことがありますよね。
2025年11月24日、ひとり展hira(@hirayukihiro)さんがXに投稿した、刺しゅうの作品が注目を集めました。
ひとり展hiraさんは、まず100円ショップ『ダイソー』で手に入れた、刺しゅう糸と布の写真を公開。
驚きのビフォーアフターを公開するハッシュタグ『#これがこうなる選手権』をつけて、完成品を投稿したところ、多くの人が衝撃を受ける事態に!
「すごすぎる」「天才」の声が多数上がった、完成品の写真がこちらです。
ひとり展hiraさんが『ダイソー』の材料で作り上げたのは、老若男女を問わず人気のお菓子『たべっ子どうぶつ』のパッケージ!
動物のキャラクターはもちろん、細かい文字の部分まで、刺しゅうで再現されています。
1枚目の写真にうつっている以外の糸も数色使用したそうですが、基本は『ダイソー』の糸で作られているとのこと。ちなみに、制作には2か月ほどかかったそうですよ。
投稿には、4万件以上の『いいね』とさまざまなコメントが寄せられました。
・文字までしっかり再現されていて、感動した。
・こんなことが可能なのですか?すごく素敵です。
・「これがこうなる」って、そうはならんやろ…。
・『ダイソー』の刺しゅう糸でここまでできるのはすごい。
・本物のパッケージかと思いました!たくさん拡大して見ちゃった。
ダイソーの刺しゅう糸で作った『たべっ子どうぶつ』のこだわりは?
『たべっ子どうぶつ』の刺しゅうに感激した筆者は、ひとり展hiraさんに取材。
『ダイソー』の糸を作品に使った意図を聞くと、このような回答がありました。
まずは、材料をそろえるために『ダイソー』で布と刺しゅう糸を購入しました。
『ダイソー』の刺しゅう糸セットは、『たべっ子どうぶつ』のパッケージのカラフルな色合いととても相性がよく、必要な色味がまとまって手に入る点が魅力でしたね。
「身近な材料でどこまで再現できるか挑戦してみたい!」という気持ちから、制作を始めました。
また、完成した作品をよく見ると、ビスケットの部分の質感が他の部分と異なっていることが分かります。
ビスケットの部分を、どのように刺しゅうしたのかを聞いてみると…。
ビスケットの部分は『フレンチノットステッチ』という技法を使っております。
クッキーの香ばしい質感をよりリアルに見せたかったため、4色の糸を組み合わせて、焼き色のムラ感を出すよう工夫しました。
ほかにも、作品の中でこだわった部分や苦労した点を聞くと、このように答えてくれました。
制作の中で特に大変だったのは、文字のバランスを整えながら刺しゅうすることでした。
動物たちの表情を刺す作業はとてもスムーズに進められたのですが、文字は線の太さや角度のわずかな違いでも印象が変わってしまうため、何度も刺し直して調整しました。
『刺しゅうならではの温かみを残しつつ、パッケージらしさも感じられる仕上がり』になるよう、細部の配置や色の見え方にもこだわっています。
パッケージを再現するだけでなく、刺しゅうだからこそ出せる質感にもこだわったとか。
刺しゅうならではの温かみや、かわいらしさが感じられて、どこか心が和む作品でもありますよね。
ひとり展hiraさんの作品は、多くの人に改めて刺しゅうの魅力を伝えたことでしょう!
※本記事は投稿者様の許諾を得た上で掲載しております。
[文・構成・取材/grape編集部]