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行き場をなくし、傷ついた保護動物 未来を守る『推し活』が…

By - grape編集部  公開:  更新:

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飼い主に抱きかかえられる、左脚を失った猫の写真(撮影:grape編集部)

撮影:grape編集部

飼い主や住処を失い、行き場をなくした保護犬や保護猫たち。

経済的な理由などで「飼うことは難しいけれど、何か力になりたい」と考える人は多いでしょう。

そんな温かい思いを、支援の形に変えられる新たな仕組みがあることをご存じでしょうか。

それは、ウェブサイト上で気になった保護犬や保護猫を『推し』として、投げ銭形式でシェルターを支援できるサービスです!

筆者は2025年12月、サービスを手がける会社を取材。立ち上げの背景やサービスに込めた思いなどを聞きました。

保護犬・保護猫の『推し活サービス』 楽しみながら支援できるシステム

ユニークなサービス名は『しっぽの輪』。早速、ウェブサイトを覗いてみましょう。

『推しの子をさがす』という項目を開くと…。

保護犬・保護猫の『推し活』サービスのウェブサイト画面

提供:しっぽの輪

かわいい保護犬や保護猫の姿がたくさん!

それぞれの名前の下には、これまでに寄せられた支援ポイントが表示されています。

サイトに掲載された写真や動画を見て、気になる子や応援したい子を『推し』として選択。

『推しの子』にポイントを送ると、全額がシェルターへ寄付され、医療費やエサ代などとして役立てられるのです。

保護犬の写真

提供:しっぽの輪

毎月の継続支援としてポイントを購入すると『オンライン里親』になることも可能。

寝顔や散歩風景、遊ぶ姿といった日常の様子が、写真や動画で届きます。

布団で眠る保護犬の写真

提供:しっぽの輪

自宅で犬や猫を迎えられない人でも、まるで一緒に暮らしているような気持ちで、『推しの子』を応援できます。

もちろん、気に入った犬や猫がいれば、家族として迎え入れることもできますよ。

保護犬・保護猫で『推し活』 斬新なサービスを始めたワケ

『しっぽの輪』を考案したのは、濱友株式会社代表取締役社長の和田竜男さんです。

和田さんが、保護動物を支援する斬新なサービスを立ち上げた背景には、特別なきっかけがあったと言います。

――『しっぽの輪』のサービスを立ち上げたきっかけを教えてください。

がんで亡くなった先輩から、「保護犬・保護猫のシェルター支援を引き継いでほしい」と託されたことがきっかけでした。

当時、自分の会社では動物関連事業をしていませんでしたが、私は愛犬であるコーギーの海くんと暮らしていて…。

海くんは2025年に16歳で天国へ旅立ちましたが、息子のような存在でした。悩みがあった時に話しかけると、そっと手をなめて寄り添ってくれることもありましたね。

『しっぽの輪』には、私を支えてくれた海くんへの感謝の気持ちも込められています。

飼い主に抱きかかえられるコーギーの写真

和田さんに抱きかかえられる海くん(和田さん提供)

天国へ旅立った旧知の先輩と、大好きだった愛犬への感謝を形にしようと、事業化を決心。

友人からの「今は若者たちの間でアイドルなどの『推し活』が流行っている。取り入れてみては」というアドバイスを参考に、IT技術のノウハウを生かしてウェブサイトを立ち上げました。

ですが和田さんは、準備の中でシェルターを訪ねた際、運営の厳しい現実を目の当たりにしたと言います。

筆者も、和田さんの案内のもと、『しっぽの輪』に登録している千葉県のシェルターを訪ねました。

そこでは、運営の苦しさと向き合いながらも、動物の命を懸命に守り続ける人の姿があったのです…。

男性「悲鳴を上げた原因です」 猫の姿勢に「腰抜かす」「これは驚く」2025年12月7日、ネコランド(@NEKOLAND13)さんは、「妻が悲鳴を上げた原因」という不穏なコメントを添えて、1枚の写真を公開。 写真には、ネコランドさんの妻の後ろ姿と、驚かせた原因の存在が写っているといい…。

ポメラニアンの画像

飼い主「ヤマトの配達員に…」 ポメラニアンを見て口にした言葉が?ポメラニアンの五朗丸くんと暮らす、飼い主(@goro_mayuge)さんも、散歩中にヤマト運輸の配達員から声をかけられたと言います。

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