正月準備のお手伝い? 遠野郷八幡宮の『社務猫』の姿に「笑った」「ボーナスをあげて!」
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年末年始が目前に迫った2025年12月15日現在。正月用品の準備に追われ始めた人は、少なくないでしょう。
初詣で多くの参拝客を迎える神社も、特に忙しさを増す時期です。
岩手県遠野市にある遠野郷八幡宮(@tonogo8mangu)では、同月10日、禰宜(ねぎ)の多田宜史さんらが、正月飾りのしめ縄と年縄を作る作業に励んでいました。
しかし、同八幡宮の『社務猫』として知られるカンくんが参加してくれたおかげで、作業がはかどったと言います。
気になるカンくんの当日の様子がというと…。
…て、手伝っている…?
うつっているのは、わらのそばで自由気ままにくつろぐ、カンくんの姿。
わらにのられると作業の手が止まりそうですが、張りつめがちな現場の空気を和ませる役割は、しっかり果たしていたのでしょう。
もしかすると『わらの管理係』のような気持ちで、作業場にとどまっていたのかもしれませんね…。
同八幡宮のXアカウントが『熱心に手伝う』と紹介したカンくんの写真には、2万件に迫る『いいね』が寄せられ、多くの人が癒やされたようです。
・笑った。これは手伝っているのか、邪魔しているのか…どっちなんだろう。
・かわいい『助っ人』だ!ボーナスをあげてください!
・まさに『猫の手を借りている』状況ですね…。
・神々しい『社務猫』!ご利益がありそうだ。
遠野郷八幡宮の『社務猫』 しめ縄づくりを『手伝う』様子に迫る
Xで注目を集めたことを受けて、筆者は、多田さんを取材。
『社務猫』ことカンくんの、当日の『お手伝い』の様子などについて聞きました。
――しめ縄作りの当日、カンくんはどのような様子でしたか。
しめ縄を作り始めた直後に、わらの「カサカサ」という音を聞きつけて、すぐにやってきました。
どうやら、わらの音が好きみたいです。
作業中は、わらの上で寝転がったり、私たちが持つわらを『ねこじゃらし』のようにして遊んだりしていましたね。
――カンくんの様子を『手伝う』と表現したのは、どうしてでしょうか。
何より、猫がそばにいてくれるだけで、癒やしを与えてくれる効果がありますから。
当日は3人だけでの作業でしたが、カンくんのおかげもあって、しめ縄1本と年縄80本を1日で作り終えることができました。
――カンくんとともに、どのような気持ちで新年を迎えたいですか。
青森県東方沖で起きた地震の影響で、強い後発地震の不安もあり、落ち着かない日々を過ごしています。
そんな中で作ることができたしめ縄を境内に飾り、すがすがしい気持ちで新年を迎えたいですね。
来年は、カンくんの存在のような、『癒やしの年』になることを願っています。
不安な出来事が相次ぐ中でも、マイペースな『お手伝い姿』で、そっと心を和ませてくれたカンくん。
新年が、多田さんの願い通りに、癒やしであふれる年になることを祈りたくなりますね!
※本記事は投稿者様の許諾を得た上で掲載しております。
[文・構成・取材/grape編集部 しぶちゃん]