「日本の男は、世界一育児をしない」九州の知事が妊婦になった!その結果…
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自らの身に新しい命を宿し、わが子がこの世に生を受ける瞬間まで守り続ける妊婦さん。約300日もの間、まだ見ぬわが子に思いを馳せています。
嬉しさと同時に、妊娠や出産には数多くの苦難が待ち受けています。なぜならば、子どもの命を守らなくてはならないうえ、お腹が大きくなることで日常生活にもたくさんの支障がでるのですから。
しかし、2012年に国際社会調査プログラム(ISSP)が実施した調査によると、日本人の夫は世界一家事・育児をしないことが発覚!
さらに九州・山口地域の男性は、家事関連に携わる時間が全国平均より短いという結果も出てしまったのです。
知事が妊婦に!?『日本一育児をしない九州男児』を代表
こういった現状に一石を投じるべく、夫による育児や家事サポートの大切さを伝える活動を開始した佐賀県知事・宮崎県知事・山口県知事。
7.3kgの妊婦ジャケットを着用し、妊娠7カ月の妊婦に!
普段通りに仕事をしようにも…
身をもって、妊婦さんの大変さを学ぶ知事。お辞儀をするにも、車に乗るにもひと苦労です。
ちょっとした日常動作も大変!
靴下をはくこと、階段の上り下り、スーパーでの買い物…日常的な動作が、想像以上に大変であることに気付きます。
妻への気持ちにも変化が…
奥さんと一緒に食器を洗う山口県知事。「当時はこんな状態で家事をやっていたのかと思うと…感謝の気持ちでいっぱいになりました」と話します。
全国各地の産婦人科やマタニティースクールには、妊婦ジャケットのレンタルを行っている場所もあります。
そして、実際にレンタルした方を見るに「妊婦ジャケットを着て妊婦さんの大変さを実感することで、妻への尊敬と感謝の気持ちが生まれる」と言います。
今回の体験を終え、佐賀県知事である山口祥義さんはこのようにコメントしています。
「私も知事になり、いろいろな体験をしていますが、妊婦体験は衝撃でした。
温かい言葉、さりげないフォローがいかに女性を勇気づけるかを実感しました。」
知事は今後も、『九州・山口 ワーク・ライフ・バランス 推進キャンペーン』という活動を積極的に行っていくとのこと。父親が育児に励むことができる環境づくりを目指していくと言います。