隣の家にハチの巣が… 刺されてしまったら誰の責任?【弁護士に聞いた】
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取材・監修協力弁護士
北村真一
まこと法律事務所 代表弁護士。
「きたべん」の愛称で大阪府茨木市で知らない人がいないという声もあがる大人気ローカル弁護士。
猫探しからM&Aまで幅広く取り扱う。
LUIS FIELD
株式会社LUIS FIELDは、元警察官の代表が、皆様の人生が今よりも少し豊かになる情報をお届けしたいという想いから立ち上げた会社です。
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秋になり、活動と巣の大きさがピークになるのがハチ。
隣の家の庭木や軒下にハチの巣があると、そこから飛んできたハチに刺されてしまわないかと恐れている人もいるでしょう。
もし、怪我をしてしまった場合、隣人に責任を問えるのでしょうか。
ハチに刺されたら損害賠償できる?隣人の『管理責任』と過失
相手が自然の生き物であるため諦めてしまいがちですが、隣人がハチの巣を危険だと知りながら放置していた場合、法的な管理責任を問える可能性があります。
隣の家のハチに刺された際の損害賠償請求の基準や、適切な対処法について、大阪府大阪市でまこと法律事務所を運営する北村真一弁護士にお話をうかがいました。
――隣の家のハチに刺された場合、損害賠償を請求することは可能ですか。
隣人がハチの巣の存在を知りながら放置していたなど、『管理上の過失』が認められれば、治療費や慰謝料などの損害賠償を請求できる可能性があります。
土地や建物の所有者は、敷地内にある危険を除去し、近隣に危害が及ばないよう管理する義務(工作物責任や一般的な注意義務)を負っています。
危険なハチの巣を放置して他人に損害を与えた場合、不法行為責任(民法709条など)が成立する可能性があります。
――隣人の過失が認められやすいのはどのようなケースでしょうか。
以前からハチの巣があることを指摘されていたのに無視していた場合や、目立つ場所に巨大なハチの巣があり、危険性を容易に認識できたにもかかわらず放置していたケースなどです。
逆に、ハチの巣が小さく見えにくい場所にあったり、できたばかりで隣人も存在を知り得なかったりした場合は、過失を問うのが困難になります。
また、どの巣のハチに刺されたのかが特定できない場合も請求は困難です。
――近隣トラブルを避けつつハチの巣の駆除をお願いするにはどうすればよいですか。
まずは感情的にならず、「ハチの巣があって危険なので駆除を検討してもらえないか」と冷静かつ丁寧に伝えることが大切です。
直接伝えにくい場合は、自治体(市役所の環境課など)に相談して指導や注意喚起を依頼するのも効果的です。
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冷静に対応し、安全と良好な近隣関係を守ろう
隣の家のハチに刺された場合、相手がハチの巣を放置していた過失が認められれば、治療費や慰謝料といった損害賠償を請求できる可能性があります。
しかし、一度近隣トラブルに発展してしまうと、その後のつき合いに大きな支障をきたしかねません。
ハチの巣を発見した際は放置せず、まずは自治体を挟むなどして冷静に撤去を呼びかけ、安全で快適な生活環境を守っていきたいですね。
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万が一の事態に備えて正しい知識を身につけ、冷静かつ適切な対応を心がけるようにしましょう。
[文・構成・取材/LUIS FIELD]