心が震える! 『Say Something』のペンタトニックス アカペラ・バージョン
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アメリカNBCテレビのタレント・サーチ番組『The Sing-Off』のシーズン3(2011年)で優勝以来、活躍の場を広げているア・カペラ・グループ、Pentatonix(ペンタトニックス)。彼らはツアーを続けながら、人気曲のカバーを唄い多くの人の共感を得ています。
色々な素晴らしいカバー曲がある中で、特に秀逸なナンバーを今回はご紹介したいと思います。恐らく、これは彼らの代表的なカバー曲であると同時に、カバーという概念さえ変えてしまうようなパワフルでオリジナリティーに満ちた楽曲です。
曲名は『Say Something』。グレート・ビッグ・ワールドがクリスティーナ・アギレナをボーカルに迎えて2014年に大ヒットした名曲です。
この歌では、恋人同士が関係を修復しようと試みたもののかなわず、お互いに未練を残しながらも別れてしまうという切ない別れのストーリーが描かれています。
美しいピアノの音色とリード・シンガーのイアン・アクセルとクリスティーナ・アギレナの情感たっぷりのボーカルの素晴らしいハーモニーが心を震わせ、涙を誘います。ですが、ここでご紹介するペンタトニックスによるア・カペラ・バージョンも、大変完成度が高く、素晴らしい内容になっており、心に響きます。どちらがよいということではなく、一つの楽曲として秀逸です。
「ラジオから流れてきたこの歌を聞いて涙を流したリスナーは私一人じゃないはず」
それが、ペンタトニックスがこの歌をカバーしたいと思ったきっかけだったそうです。
ペンタトニックスはPerfumeもカバー
ペンタトニックス(Pentatonix)は2011年に結成されたアメリカ合衆国テキサス州出身のアカペラ5人組で、グループ名は五音音階(Pentatonic scale)に由来しているそうです。
デジタル・エフェクト系サウンドをア・カペラでの大胆なアレンジ、またヒューマン・ビートボックスによる再現性の高さ、選曲の妙から口コミで人気が広がり、日本では2016年7月に日本語カバーに初挑戦。Perfumeのヒット曲4曲をマッシュアップした「Perfumeメドレー」をYouTubeで公開したことでも話題になりました。4月には来日公演も実現しています。
『Say Something』では、紅一点のカースティン・マルドナードとベース・シンガーのアヴィ・カプランがリードを務め、ミッチ・グラッシとスコット・ホーイングがハーモニーに深みを与えています。最後のクライマックス・シーンでメンバー全員がハモるパートはとにかく圧巻で鳥肌が立つほどです。
ペンタトニックス版『Say Something』のパフォーマンスの特異性
ペンタトニックス版『Say Something』は彼らの通常のア・カペラだけによるパフォーマンスとは少し異なります。通常は、絶対音感を持つビートボクサ―であるケヴィン・オルソラが、口だけを使って驚くようなバック・グラウンド・ビートを作り出していますが、今回はアップライト・ベースを演奏し、彼のもう一つ別な才能を披露しています。
ケヴィン・オルソラは信じられないような低音を作り出し、ボーカルの旋律にオリジナル性の高い完璧なアレンジメントを加えています。ですから厳密に言えば、この楽曲はアカペラとは言えないかもしれませんが、ベースを加えたことによって、ペンタトニックスのパフォーマンスに新しい可能性を与え、この楽曲が彼らのナンバーの中でも傑出した存在になりました。
一体、どうやってビートボックスとベース演奏を一緒にできるのか?そのテクニックと集中力には感嘆するばかりです
ペンタトニックスの魅力はその卓越したボーカル力の他にも色々とありますが、ミュージック・ビデオの撮影方法もその一つです。彼らは無駄な装飾やパフォーマンス、派手なストーリー展開のあるビデオ構成を好まず、シンプルなセットで歌声がストレートに響く手法でより共感を得るビデオ作りをしています。
今回のセットも素朴でシンプルなセットながら、どこか美しく悲しげでほろ苦い雰囲気が伝わってきます。
出典:YouTube
彼らの感情のこもった素晴らしいパフォーマンスに、聴いた人の多くは、過ぎ去った昔…または現在進行中のやりきれない気持ちの実体験を思い出すのではないでしょうか。
あの時、何か言えば、私たちには違った未来があったのだろうか…でも何をいえばよかったのだろう…未熟な自分に一体何が言えたというのだろうか…等々と感情移入しながら、若干、ざわざわとした複雑なほろ苦さとともに色々な思いに耽ることができるでしょう。
ちなみにこちらはグレート・ビッグ・ワールドとクリスティーナ・アギレナによる『Say Something』。ぜひ、聴き比べてみてください。