日本でもついに「宇宙観光事業」を始めるベンチャーが立ち上がった!2023年に実現目指す! By - 土屋 夏彦 公開:2016-12-19 更新:2016-12-19 ANA宇宙 Share Post LINE はてな コメント 提供:産経新聞社 海外の宇宙開発事業では、航空宇宙局NASAなどの国家事業のほかにも、民間企業でイーロン・マスク氏率いる「スペースX社」や、リチャード・ブランソン氏率いる「ヴァージン・ギャラクティック社」などが、次々とロケット打ち上げや宇宙旅行ビジネスを始めていますが、ついに日本でもその兆しが見えてきたようです。 なんと旅行会社のH.I.S.とANAホールディングスの支援を受けて、名古屋の「PDエアロスペース」社という会社が、2023年までに宇宙旅行実現を目指すと発表がありました。 PDエアロスペース社の社長を務める緒川修治さんは、幼い頃から宇宙飛行士を夢見て、エンジニアとして新型航空機開発のプロジェクトに参加するなどした結果、その夢が諦めきれず、改めて東北大学で宇宙工学を学び、2007年には宇宙開発を目標とする「PDエアロスペース」社を立ち上げてしまった人。 自宅の敷地内に小さな研究所兼工房を建て、ドラマにもあった町工場からロケットエンジンを作るみたいな状況から苦節9年、努力の結果、ついにその夢が実現されそうになってきたというわけなんです。 緒川社長によると、今回の支援を受けて、同社が特許を持つ新型エンジン「パルスデトネーションエンジン」を搭載した8人乗りの輸送機を開発し、高度100キロの宇宙空間に2020年までに到達させるということです。 そして2023年には、一般の観光客を乗せて、高度100キロでの「無重力体験」など宇宙体験を実現させる予定。 価格は、ヴァージン・ギャラクティック社が同じような宇宙空間体験で提示されている25万ドル(約2,000万円)の約7割(1,400万円)程度で実現させようとしているんだそうです。もちろん利用者が増えれば価格も安くなり「将来的にはヨーロッパ旅行並みの値段」にしたいと話しているそうです。 いよいよ日本も民間による宇宙旅行開発が始まろうとしています! [文/土屋夏彦] 土屋夏彦 上智大学理工学部電気電子工学科卒業。 1980年ニッポン放送入社。「三宅裕司のヤングパラダイス」「タモリのオールナイトニッポン」などのディレクターを務める傍ら、「十回クイズ」「恐怖のやっちゃん」「究極の選択」などベストセラーも生み出す。2002年ソニーコミュニケーションネットワーク(現ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)に転職。コンテンツ担当ジェネラルプロデューサーとして衛星放送 「ソネットチャンネル749」(現アジアドラマチックTV★So-net)で韓国ドラマブームを仕掛け、オンライン育成キャラ「Livly Island」では日本初の女性向けオンラインで100万人突破、2010年以降はエグゼクティブプロデューサー・リサーチャーとして新規事業調査を中心に活動。2015年早期退職を機にフリーランス。記事を寄稿する傍ら、BayFMでITコメンテーターとしても出演中、ラジオに22年、ネットに10年以上、ソーシャルメディア作りに携わるメディアクリエイター。 俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。 元プロ野球選手 清原和博容疑者、逮捕される ファンは動揺…2016年2月2日、元プロ野球選手の清原和博容疑者が、覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されました 出典 産経ニュース Share Post LINE はてな コメント
海外の宇宙開発事業では、航空宇宙局NASAなどの国家事業のほかにも、民間企業でイーロン・マスク氏率いる「スペースX社」や、リチャード・ブランソン氏率いる「ヴァージン・ギャラクティック社」などが、次々とロケット打ち上げや宇宙旅行ビジネスを始めていますが、ついに日本でもその兆しが見えてきたようです。
なんと旅行会社のH.I.S.とANAホールディングスの支援を受けて、名古屋の「PDエアロスペース」社という会社が、2023年までに宇宙旅行実現を目指すと発表がありました。
PDエアロスペース社の社長を務める緒川修治さんは、幼い頃から宇宙飛行士を夢見て、エンジニアとして新型航空機開発のプロジェクトに参加するなどした結果、その夢が諦めきれず、改めて東北大学で宇宙工学を学び、2007年には宇宙開発を目標とする「PDエアロスペース」社を立ち上げてしまった人。
自宅の敷地内に小さな研究所兼工房を建て、ドラマにもあった町工場からロケットエンジンを作るみたいな状況から苦節9年、努力の結果、ついにその夢が実現されそうになってきたというわけなんです。
緒川社長によると、今回の支援を受けて、同社が特許を持つ新型エンジン「パルスデトネーションエンジン」を搭載した8人乗りの輸送機を開発し、高度100キロの宇宙空間に2020年までに到達させるということです。
そして2023年には、一般の観光客を乗せて、高度100キロでの「無重力体験」など宇宙体験を実現させる予定。
価格は、ヴァージン・ギャラクティック社が同じような宇宙空間体験で提示されている25万ドル(約2,000万円)の約7割(1,400万円)程度で実現させようとしているんだそうです。もちろん利用者が増えれば価格も安くなり「将来的にはヨーロッパ旅行並みの値段」にしたいと話しているそうです。
いよいよ日本も民間による宇宙旅行開発が始まろうとしています!
[文/土屋夏彦]
土屋夏彦
上智大学理工学部電気電子工学科卒業。 1980年ニッポン放送入社。「三宅裕司のヤングパラダイス」「タモリのオールナイトニッポン」などのディレクターを務める傍ら、「十回クイズ」「恐怖のやっちゃん」「究極の選択」などベストセラーも生み出す。2002年ソニーコミュニケーションネットワーク(現ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)に転職。コンテンツ担当ジェネラルプロデューサーとして衛星放送 「ソネットチャンネル749」(現アジアドラマチックTV★So-net)で韓国ドラマブームを仕掛け、オンライン育成キャラ「Livly Island」では日本初の女性向けオンラインで100万人突破、2010年以降はエグゼクティブプロデューサー・リサーチャーとして新規事業調査を中心に活動。2015年早期退職を機にフリーランス。記事を寄稿する傍ら、BayFMでITコメンテーターとしても出演中、ラジオに22年、ネットに10年以上、ソーシャルメディア作りに携わるメディアクリエイター。