国際宇宙ステーションのガラスを傷つけた小さなゴミ 想像もできない世界に驚愕
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出典:ESA

屋上から望遠鏡をのぞく高校生 映っている光景が…?「圧巻だ」全校生の8人に1人に当たる、100人以上が所属する東京都立立川高校の『天文気象部』。創部から80年以上、空を見上げ続けてきた生徒たちの『探究心』と、『好き』を起点に活動する姿を取材しました。

数千年前に爆発した『超新星』 高校生が撮影した写真が「火の鳥みたい」東京都立立川高校天文気象部の部員が、『網状星雲』と呼ばれる、約8000年前に爆発した超新星の残骸の撮影に成功。Xに写真を投稿したところ、「感動する」「火の鳥が飛んでいるみたい」といった声が寄せられ、大きな反響を呼びました。
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「宇宙では些細なことが命とりになる」そのことがハッキリわかる、一枚の画像が話題です。
地上から約400km上空を、秒速約7.7kmというとてつもない速さで回っている国際宇宙ステーション。その観測用モジュール『キューポラ』は、宇宙飛行士がロボット操作やドッキングした宇宙船、地球を直接見ることが可能な設備です。
出典:NASA
その窓ガラスについた、直径7mmほどの傷。
出典:ESA
宇宙のゴミが当たってできたものなのですが、そのゴミの大きさがあまりに衝撃的。
なんと、これは「数ミクロンの小さなゴミ」が当たってできたものなのです。
ミクロンは1mmの1000分の1の大きさ。ほとんど目に見えないスギ花粉ですら、約20ミクロンという大きさです。
そんな極小のものが当たっただけで、これほどの傷が出来てしまうとは…。とても信じられません。
ガラスは何層にもなっているので安全上は全く問題はないそう。しかし10cmほどの大きさのゴミが当たれば、衛星や宇宙船が粉々になるほどの破壊力なのだとか。想像もしたくありませんね。
宇宙と地球は、世界が全く違う。一枚の写真から、改めてその事実を確認させられました。