駐車違反をした父親 罰金の額を5歳の息子に決めさせる裁判長 すると息子は
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買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」
アメリカのロードアイランド州にあるプロビデンス地方裁判所。ここでは実際の裁判の様子を、TV番組で放送しています。
番組に出てくるのは、交通違反などを犯して召喚された人たち。数ある番組の中から、とても微笑ましい裁判の動画をご紹介します。
駐車違反をしてしまった男に判決!
この日は駐車違反をしてしまった男性が出廷。男性は5歳の息子ジェイコブくんを連れてきました。
フランク・カプリオ裁判長は「こっちに来て手伝っておくれ」とジェイコブくんを呼び寄せます。
フランク裁判長:
私は困っているんだ。君のお父さんが路上で駐車違反をしてしまったから、その罰金をどうするか決めなくちゃいけないんだよ。
選択肢は3つ。お父さんに90ドルの罰金を科す、30ドルの罰金を科す、または罰金をゼロにする。
君はどうしたらいいと思うかい?
ジェイコブくん:
30ドル。
フランク裁判長:
君はなかなかいい裁判官だ。その昔、ソロモン王という人がいてね、彼はいつも上手に妥協して折り合いをつけると言われているんだよ。彼は中間を選ぶんだ。まさに君がいま、下した判断のようにね。理にかなっている。
30ドルの罰金以外にいい方法はないかな?
ジェイコブくん:
うーん…ないね。
フランク裁判長:
もう朝ごはんは食べたかい?
ジェイコブくん:
食べてない。
フランク裁判長:
じゃあここでお父さんと取引をしようと思うんだ。
もしお父さんがこの後、君に朝ごはんをご馳走するというなら、違反切符を無効にしようと思うんだけど、どうかな?
そこで君には朝ごはんをたくさん注文してほしいんだ。だってお父さんは30ドル払わなくて済んだんだからね。
いい取引だと思うかい?
ジェイコブくん:
いいよ。だって僕、ベーコンが大好きだから。
フランク裁判長:
決まりだ。裁判を手伝ってくれてありがとう。
お父さんに対して罰金30ドルという冷静な判断を下したジェイコブくんに、フランク裁判長も思わず苦笑い。そして彼の決断を褒めつつも、最終的に朝ごはんと引き換えに無罪という裁決を下しました。
もちろん駐車違反は反省すべきことです。しかし、幼い子どもの前で慈悲の心を見せてくれたフランク裁判長には称賛の声が集まっています。
きっとこの裁判の後、ジェイコブくんは大好きなベーコンをたくさん食べたことでしょう。お父さんにはしっかり反省して、二度と同じ違反を起こさないでもらいたいですね。
[文・構成/grape編集部]