「全パパに観てほしい」産後うつに追い詰められる母親 『コウノドリ』3話
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- 出典
- コウノドリ
2017年10月にスタートしたTBS金曜ドラマ『コウノドリ』の新シーズン、第3話が27日に放送されました。
第1話、第2話ともに多くの視聴者に涙を流させた番組です。第3話も期待を裏切らず、視聴者はドラマ中に描かれた人間模様に強く共感しました。
『産後うつ』に追い詰められる母親
第1話で無事に出産した、高橋メアリージュンさん演じる佐野彩加は職場復帰を焦っていました。
我が子が心室中隔欠損の診察を受けている最中も、彼女が気にかけているのは「いつ保育園に入れるか」ということ。
彼女を追い詰めているのは、「早く職場復帰しなくては、重要なプロジェクトから降ろされてしまうかもしれない」という不安でした。自宅は彩加の心中を投影するかのように散らかり、荒れ放題。
ぐずる赤ちゃんを放置したまま、彩加は保育園の空き状況を調べ続けていました。
帰宅したナオト・インティライミさん演じる彩加の夫・康孝は、泣きわめく赤ちゃんの様子を見て、彩加にこう声をかけます。
彩加は気にも留めず、保育園探しを続けます。そんな彼女を見て康孝が「そんなに焦って復帰しなくても」と口にすると、彩加は声を荒らげ…。
想いを強く訴える彩加に対し、康孝は曖昧な表情。そしてこんな言葉を口にしてしまいます。
視聴者の怒りが噴出!!
1話放送時より、「最低な夫」「許せない」と視聴者からの声が殺到していた彩加の夫・康孝。
星野源さん演じる医師の四宮から厳しい言葉を浴びせられ、改心したように見えたものの、本質は変わっていませんでした。
3話放送後も、康孝に対する視聴者の声がネット上にあふれています。
・「オムツじゃないの?」じゃない! 自分が替えればいいでしょ!
・「性格変わった?」とか、一番いっちゃいけない言葉。
・「俺、会社でイクメンて呼ばれてる」だって…? 一体どこが…。
登場キャラクターたちによる、名言のオンパレード
家を訪れた同僚から、プロジェクトの担当者を降ろされたことを聞き、絶望する彩加。追い詰められた彼女は、最悪の決断をしてしまいます。
我が子を病院の受付に置き去りにし、屋上へ。そのまま身を投げようとしたのです…。
異変に気付いた、綾野剛さん演じるサクラが駆け付けると、彩加の元には四宮の姿がありました。
「何をやってるんだ」と問う四宮に、彩加はこう語ります。
彩加の言葉に四宮は、動じずに答えます。
突如、四宮の口からでた「治療」という言葉に驚く彩加。
「あなたは必要とされている」「ダメな母親じゃない」などと説得するのではなく、「自殺をしたい気持ちは治療できる」と四宮は告げたのです。
無事に保護された彩加は、四宮から「産後うつの疑いがあり、専門医の診断が必要」だと説かれます。その最中に、夫の康孝が到着。
「なんでこんなことを…!」「なぜいってくれないんだ」と康孝は彩加に訴えます。
この言葉に、四宮はまたも鋭いひと言を康孝に突きつけるのです。
彩加にかけられた「刺さる言葉」はこれだけではありません。
江口のりこさん演じるメディカルソーシャルワーカーの向井は「私も子どもを窓から投げ出したいと思ったことが何度もある」と語り、彩加を驚かせます。
迷信に振り回される妻に夫が素直な言葉
第3話で彩加のエピソードと共に描かれたのは、川栄李奈さん演じる妊婦・山崎麗子。
麗子は心臓病を持っていて、サクラからは無痛分娩を勧められていました。しかし他人の言葉に左右されがちな麗子は、「無痛分娩だと子どもに愛情が生まれないって友達がいってた」と、当日になり無痛分娩を拒み始めます。
しかし、ゴールデンボンバーの喜矢武豊さん演じる夫・友和な素直な言葉で麗子を納得させるのです。
視聴者からは共感の声が続々!
第3話を観た視聴者からは、「今回も素晴らしかった」と絶賛する声がネット上に書き込まれました。
・毎回泣かされます、ありがとうございます。
・お母さんが声を大にしていいたいことが全部詰まっていた回でした。
・最低な夫を一蹴する四宮先生、今回も最高です。
・産後うつの話だけだとつらすぎた。喜矢武&川栄夫婦が微笑ましくて癒やされる。
・名言のオンパレードだった。すべての、父親になる人にも観てほしい!
・出産は大変だけど、その後始まる育児も大変。無事に産まれて、めでたしめでたしで終わりにしないところが素晴らしい。
第4話は、帝王切開を拒み、自然分娩にこだわる妊婦が登場。妊婦の希望にどこまで医師が歩み寄るのか…またも厳しいテーマが突きつけられます。
[文・構成/grape編集部]