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- 出典
- @mafu9768
2017年には、ブラック企業で働く人の過労死が大変な話題となりました。
連日ニュース番組で取り上げられ、その話を受けて「自分の会社も同じくらいブラックだ」と現状をSNSで発信する人も。
そんな中、厚生労働省が労災認定基準としている『過労死ライン』が注目されました。
過労死ライン
1か月間に約100時間、または2~6か月間に1か月あたり約80時間を超える時間外労働があった場合、脳や心臓疾患による過労死の危険性が高まる。
この基準が世間に知れ渡ると、多くの人が残業時間を計算して「自分は危険な状況か・まだ大丈夫か」を確認したようです。
しかし、「過労死ラインに達してないし、亡くなった人たちほど悲惨な労働環境ではない」ということから、自分のつらさを飲み込んだ人が大半だったのではないでしょうか。
まふ韻(@mafu9768)さんも、「自分は危険な状態ではない」と思い込んでしまった1人。
その結果に、同じ経験をした人たちが涙を流しました。
「自分は違うんだ」と思っていたら
「死ななきゃ」と口から出てきて止まらなくなるほど、本当はつらかった投稿者さん。
誰かと比べることで、現状が見えなくなってしまう危険があるようです。
定説を知っていたことが裏目に
また、投稿者さんの経験から、こんな定説にも注意が必要だと分かりました。
「うつ病は趣味に対して興味がなくなる」という定説を知っていた。
「趣味がある、何かに興味を持てる状態の自分は、うつ病じゃない」という頑固な考えがずっとあった。
いま思うと、趣味に固執することで自分は正常だと思い込もうとしてたんだ。
「定説を知っていれば、危なくなったらすぐに病院へ行ける」というのが理想的。
ですが、「まだ基準の手前だ」と自分に目隠しをする結果となってしまうこともあるのです。
ネット上の感想
投稿者さんの体験に、多くの人が心を打たれました。
【ネットのコメント】
・読んでて涙が出てきた…。
・まるで自分のことが書いてあるかのようだ。
・これは、年代関係なく起こり得ることですね。
・まふ韻さんが、いまこうして振り返るまで回復できてよかったと本当に思う。
・しんどいなら素直に休むしかないのに、「自分には許されない」とずっと思ってた。
また、後から振り返れば「記録として付いた残業が月25時間なのであって、サービス残業を含めたら、いつも40時間は超えてたんじゃないかな」とのこと。
他人からどういわれようと、そのつらさは本物…心身を壊してしまう前に、自分の心の声をしっかりと聞いてあげましょう。
[文・構成/grape編集部]