『コロナうつ』を予防する11か条に、反響 「昼寝はしちゃダメ」
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- 出典
- 日本うつ病学会
2020年4月現在、新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威を振るっています。
日本国内でも緊急事態宣言が発令され、学校の休校や、飲食店の休業、不要不急の外出自粛などが要請。
在宅勤務に切り替えるなど一日中家にこもるようになったことで、中には心身に変調をきたしてしまう人もいるようです。SNS上でも「よく眠れない」「食欲がなくなった」といった声も多数見受けられました。
『コロナうつ』を予防する11か条
うつ病に関する学術研究を行っている『日本うつ病学会』は、同月7日に国際学会の提言の日本語訳版を公開。その内容が話題です。
提言では、人間が心穏やかに過ごすために役立つ、重要な脳のメカニズムの1つが『体内時計』であるといいます。
『体内時計』が正確に働くように努めると、ストレスをやわらげることができるとのこと。
この記事では、提言でまとめられた『規則的な日常生活を送るための11のポイント』を紹介します!
※写真はイメージ
1.毎日の『日課』を設定する
自宅待機や在宅勤務であっても、自分で毎日決まって行う『日課』を設定すると、体内時計が安定して働くようになります。
2.毎日同じ時刻に起きる
毎日、決まった時刻に起床することは、体内時計が安定して働くためにもっとも大切なポイントです。
3.毎日一定時間を屋外で過ごす
密閉・密集・密接の3密の状況を避け、できれば1人で屋外で過ごしましょう。
体内時計の時刻合わせには、朝の光が欠かせないそうです。屋外に出るなら午前中の早い時間帯が望ましいといいます。
4.外出ができないなら、窓辺で日光浴する
もし、外に出られない状況だとしても、少なくとも2時間は窓際で過ごして太陽の光にあたり、心を落ち着ける時間を持ちましょう。
5.毎日の仕事、勉強などの活動は時間を決める
在宅での仕事や勉強、家事など毎日行う活動は、できるだけ同じ時刻に、時間を決めて行うようにしましょう。
6.毎日運動する
毎日、同じ時間に運動することをおすすめします。
7.毎日同じ時間に食事をする
同じ時間に食事をすること。食べたくない時でも、その時間が来たら少しでもいいので何か口にしましょう。
8.人との交流を図る
電話やオンラインのビデオ通話などを使って、人とコミュニケーションの機会を持つようにしましょう。
LINEのような文章だけの会話であっても、リアルタイムにメッセージが行き交うものであればよいとのこと。
毎日同じ時刻に誰かとコミュニケーションを取ることを日課にするとなおよいといいます。
9.昼寝はしない
昼寝は、夜の深い睡眠の妨げになるそうです。
日中の昼寝(特に、午後遅くの昼寝)は避け、もしどうしても眠い時は最大でも30分以内に抑えましょう。
10.夜間に明るい光を浴びない
ブルーライトは、睡眠に不可欠なホルモンを減らしてしまうといいます。
夜間は、できるだけブルーライトなどの明るい光を浴びるのは避けましょう。ブルーライトは、コンピューターやスマートフォンのディスプレイにも含まれます。
11.起床と就寝の時間を決める
自分に合った起床と就寝の時間を決め、一貫してその睡眠リズムを保つようにしましょう。
※写真はイメージ
ネット上では、この提言に対し「すごく参考になる」「これは守らなきゃ」「毎日運動するって意外と難しい」などのコメントが寄せられました。
「毎日運動して」といわれると、ハードルが高く感じる人もいるようですが、朝にラジオ体操をするなど、軽いストレッチから始めてみるのもいいですね!
健康的な生活を送り、前向きに物事を捉えることが、この非常時を乗り越える何よりの秘訣かもしれません。
できることから、試してみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]