買い物中、マスクを着けない親子 その『理由』にハッとする 「想像できなかった」
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ダイソーのイヤホンを見た客 配色に既視感をおぼえたワケに「全く同じことを考えた」メメタァ(@memetaa_kaeru)さんが、『ダイソー』に足を運んだ時のこと。ふと目に飛び込んできたワイヤレスイヤホンのカラーリングに、既視感をおぼえたといいます。何に似ていたのかは、メメタァさんのつづったコメントとともに、答え合わせをしてみてください!
買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」
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新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の感染対策で、外出時にマスクを着用することが求められるようになりました。
スーパーマーケットなどでは、マスク着用をしないと入店できない店舗もあるそうです。
しかし、熱中症になりやすい子供やアレルギーを持っている人、外部からの刺激に過敏に反応にしてしまう『感覚過敏』の人など、さまざまな理由からマスクを着けられない人たちがいます。
自閉症の子を持つ母親の苦悩
ネット上では、ある女性の投稿が反響を呼びました。
女性には自閉症の娘がおり、障がいゆえの事情から親子でマスクを着用できません。そのため周囲に誤解されてしまいがちだといいます。
感覚過敏である娘さんだけでなく、母親である女性もマスクを着けられない理由とは…。
最近「マスクをお願いします」といわれることが多い。 娘を連れていると「この子は自閉症でマスクがつけられません」は受け入れてもらえるけど、「母である私がマスクをつけるとパニックになるので私もつけられません」は分かってもらえず、すごく大変。
自閉症のある人は、 新しいことや変化に対して強い抵抗や不安を持つ場合があります。
娘さんはイメージをする力が弱く、「マスクの下にいつもの人の顔がある」と想像するのが難しいとのこと。
そのため、下の絵のように、顔がマスクに隠れてると下半分の顔がない人間に見えるようでとても怖がるといいいます。
女性が娘さんに説明を重ねることで、少しずつマスクを着けた人の顔にも慣れてきました。しかしそれでもやはり「母親だけはマスクをしてほしくない」という状態とのこと。
以前、病院の待合室で女性がやむを得ずマスクを着けた時には、パニックを起こしてしまったそうです。
母子はなるべく人と距離を取り、ひっそりと買い物をしていますが、それでも周囲から冷たい視線を浴びる時があるといいます。
女性は「マスクをしてないことは本人が一番分かっています。どうぞそれを責めるために近づくのではなく、事情があるかなと距離を取ってもらえるとありがたいです」とつづっていました。
女性の一連の投稿に対し、ネット上では多くのコメントが寄せられています。
・教えていただきありがとうございます。「マスクをしていなくても仕方ない」と思っていましたが、こんな風にしか見えないのは怖いですね。
・お嬢さんにとって、どんなに怖いか…。分かりやすい絵ですね。勉強になりました。
・『マスクを着けられません』マークのキーホルダーやバッジがあるといいかもしれないと思います。
・マスクができない理由があるってことがもっと周知されていくといいですね。
コロナウイルス禍でマスク着用が当然のような空気が生まれていますが、『マスクをしていない=非常識』ととらえるのは、あまりに短絡的でしょう。
マスクをしたくてもできない人たちがいるということを理解し、一人ひとりが思いやりの気持ちを持ちたいものですね。
また、マスクを着けられない当事者にばかり『工夫』や『配慮』を上から目線で求めるのでなく、社会全体の問題として、柔軟な対応を考えていきたいところです。
※許可は頂いておりますが、投稿者様のご意向により匿名で掲載しております。
[文・構成/grape編集部]