風呂に入らない人たち 「汚い」などの批判に「勘違いしないで!」「理解してほしい」 By - しいたけ中山 公開:2024-05-09 更新:2024-06-06 うつ病病気風呂 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 1日の疲れや汚れを洗い流す風呂。 「週に何回風呂に入りますか」と聞かれたら、ほとんどの人が「毎日入る」と答えるでしょう。 しかし、2024年5月現在、X(Twitter)を中心に、『風呂キャンセル界隈』という言葉が話題になっています。 『風呂キャンセル界隈』が話題 『風呂キャンセル界隈』とは、毎日は入浴をしない人を指す言葉です。 Xで『風呂キャンセル界隈』が話題になると「分かる」「面倒くさいよね」と共感する声がある一方で、「汚い」「風呂くらい入りなよ」などの批判の声も相次ぎました。 確かに入浴をしないと、皮膚炎やウイルス感染などのさまざまな病気になるリスクが高まるのも事実。 なぜ『風呂キャンセル界隈』の人たちは、毎日入浴をしないのでしょうか。当事者たちはこうコメントをしています。 ・うつ病を抱えていると、『風呂に入る』って行為がすごく大変。 ・入浴って体力がいる。ものすごくしんどい。 ・入浴は気持ちいいけど、毎日じゃなくてもいいかな。 単に「入浴が嫌い」「めんどくさい」というわけではなく、うつ病などの事情により、入浴できない人が多いようです。『入浴をしない』と『入浴できない』では、意味が大きく変わってきます。 うつ病になると、自分のケアをやめる、セルフネグレクトをしてしまう人も少なくありません。 ※写真はイメージ セルフネグレクトに陥ると、自分に対して無頓着になり、健康管理などを放棄して、生活に支障をきたす場合があります。 毎日、何不自由なく入浴できている人は、入浴しない人に対して、いい印象を抱かないでしょう。しかし、病気などのやむを得ない理由で入浴できない人もいるので、安易に批判するのは禁物です。 中には「うつ病は甘えだ」という人もいますが、うつ病はれっきとした病気です。入浴をしない人を『怠け者』『だらしない』と決めつけるのではなく、事情を理解することが大切ですね。 当事者の中には、理想と異なる生活に自己嫌悪を覚え、「早く改善せねば」とプレッシャーに感じている人たちもいる模様。 私たちの認識が変われば、日常生活に困難を抱える人たちの精神的な負担が緩和されるかもしれません。 [文・構成/grape編集部] ダルビッシュ有が日本に帰国 向かった先は…?2024年11月12日、メジャーリーグの『サンディエゴ・パドレス』に所属するダルビッシュ有選手が、自身のブログを更新。日本に一時帰国していたことを明かしました。 俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。 Share Post LINE はてな コメント
1日の疲れや汚れを洗い流す風呂。
「週に何回風呂に入りますか」と聞かれたら、ほとんどの人が「毎日入る」と答えるでしょう。
しかし、2024年5月現在、X(Twitter)を中心に、『風呂キャンセル界隈』という言葉が話題になっています。
『風呂キャンセル界隈』が話題
『風呂キャンセル界隈』とは、毎日は入浴をしない人を指す言葉です。
Xで『風呂キャンセル界隈』が話題になると「分かる」「面倒くさいよね」と共感する声がある一方で、「汚い」「風呂くらい入りなよ」などの批判の声も相次ぎました。
確かに入浴をしないと、皮膚炎やウイルス感染などのさまざまな病気になるリスクが高まるのも事実。
なぜ『風呂キャンセル界隈』の人たちは、毎日入浴をしないのでしょうか。当事者たちはこうコメントをしています。
・うつ病を抱えていると、『風呂に入る』って行為がすごく大変。
・入浴って体力がいる。ものすごくしんどい。
・入浴は気持ちいいけど、毎日じゃなくてもいいかな。
単に「入浴が嫌い」「めんどくさい」というわけではなく、うつ病などの事情により、入浴できない人が多いようです。『入浴をしない』と『入浴できない』では、意味が大きく変わってきます。
うつ病になると、自分のケアをやめる、セルフネグレクトをしてしまう人も少なくありません。
※写真はイメージ
セルフネグレクトに陥ると、自分に対して無頓着になり、健康管理などを放棄して、生活に支障をきたす場合があります。
毎日、何不自由なく入浴できている人は、入浴しない人に対して、いい印象を抱かないでしょう。しかし、病気などのやむを得ない理由で入浴できない人もいるので、安易に批判するのは禁物です。
中には「うつ病は甘えだ」という人もいますが、うつ病はれっきとした病気です。入浴をしない人を『怠け者』『だらしない』と決めつけるのではなく、事情を理解することが大切ですね。
当事者の中には、理想と異なる生活に自己嫌悪を覚え、「早く改善せねば」とプレッシャーに感じている人たちもいる模様。
私たちの認識が変われば、日常生活に困難を抱える人たちの精神的な負担が緩和されるかもしれません。
[文・構成/grape編集部]