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日本赤十字社が呼びかけ 『コロナウイルス』心への影響に「ハッとした」「気をつけたい」

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

2020年4月現在、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の感染者は日々増加しており、いくつかの国では外出を制限されるなど、人々の生活に大きな影響をもたらしています。

日本国内でも外出を控えるよう要請され、多くの企業でリモートワークが導入されるなど、感染拡大防止の対策が取られています。

数か月前までの日常からガラッと変わってしまった現状に、大きな不安を抱えている人は多いのではないでしょうか。

日本赤十字社『こころの健康を保つため』

そんな中、日本赤十字社が『感染症流行期にこころの健康を保つために』というサポートガイドを公開しました。

コロナウイルス感染に対して、精神的負担の大きい人へ向けた内容となっています。

感染症流行期にこころの健康を保つために

【内容】

・隔離や自宅待機により行動が制限されている方々へ

・隔離や自宅待機されている方の周りにいるあなたへ

・高齢者や基礎疾患のある方・ご家族の方へ

隔離や自宅待機措置をうけていなくとも、多くの人が外出を自粛し、行動が制限されています。

外出自粛によるストレスは、自分が思っているよりも大きくなっているかもしれません。

自分の心に異変が起きている…?

『隔離や自宅待機により行動が制限されている方々へ』の一部をご紹介します。

行動が制限されていると、このような感情が生じることがあるそうです。

・自身の体調や仕事や将来について不安になります。

・起こりうる最悪な事態を考えてしまい、思考が現実離れしたり、落ち着きが奪われたり、恐怖が強まったりします。

・自分自身の今までの行動が、もしかしたら潜在的な感染の原因となっていたかもしれない、と自分を責めます。

・自由が制限されることで、怒りや不安を感じます。

・他の人との交流が制限されているために、孤独や寂しさを感じます。

・周囲の人が感染していたらどうしようと心配になります。

・イライラしたり腹を立てやすくなります。

「隔離や自宅待機により行動が制限されている方々へ」 ーより引用

該当した項目があったでしょうか。

「普段なら気にならないことにもイライラしてしまう」「コロナウイルスに関するニュースを見て必要以上に不安を感じ、疲れてしまう」という心の異変も、日々の行動制限によるストレスなのかもしれません。

心の異常を感じたら…『おすすめすること』

日本赤十字社によると、このような感情が生じている人に『おすすめすること』があるそうです。

・自分の体調を客観的に評価する。

・睡眠、起床のペースを保つ。

・できるだけ運動するよう心掛ける。

・達成できるゴールを設定し、実行する。

『達成できるゴール』は、『お皿を洗う』『洗濯をする』『掃除機をかける』など、簡単なことでもいいでしょう。『腹筋を10回する』という目標なら、運動もできて一石二鳥ですね!

その他にも『おすすめすること』が…。

・書き物、ゲーム、クロスワードなど、頭を使う遊びをすること。

・電話やチャットアプリなどで、家族や友人と会話をすること。

・笑いを絶やさないこと。

・希望を持ち続けること。

『笑いを絶やさないこと』は、無力感に対する強力な対抗手段です。小さくクスッと笑えるだけで、不安やイライラを和らげることができます。

バラエティ番組や、かわいい動物の動画を見て笑うのも、いいかもしれません。

心の健康を保つため…『避けた方がいいこと』

逆に『避けた方がいいこと』もあるそうです。

・最悪の事態をずっと考え続けること。

・1日中、眠ってばかりいること。

・コロナウイルスに関する情報やニュースを過度に追うこと。

・感情を隠したり抑えたりすること。

テレビやネットでは、毎日コロナウイルスに関するニュースばかりが流れています。

正しい情報を知ることも大切ですが、情報の見過ぎは、必要以上に不安や心配を引き起こすこともあるそうです。

疲れたと感じたら、ネットやニュースから離れてみましょう。

また、感情を隠したり抑えたりせず、誰かに聞いてもらうことも大切なことです。

逆に、周りにいる人の感情の異変に気がついた時には、話を聞いてあげたいですね。

悩みを共有した後には、コロナウイルスが収束して、思いきり羽を伸ばせる日がきたらどんなことをしようかと話し合ってみるのもいいかもしれません。

収束するまで、身体の健康も、心の健康も、どちらも保ち続けたいものですね。


[文・構成/grape編集部]

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出典
日本赤十字社

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