アジサイで有名な雲昌寺 副住職の『お願い』に「そんな人がいるなんて」「悲しい現実」
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- 出典
- 古仲 宗雲
秋田県男鹿市にある、雲昌寺。梅雨になるとたくさんのアジサイが咲き誇るため、観光スポットとしても親しまれています。
雲昌寺のアジサイは、副住職である古仲宗雲(こなか・しゅううん)さんが15年以上の歳月を費やして育てたものだそうです。
雲昌寺の副住職が一部のマナー違反者に『お願い』
2020年7月1日、古仲副住職が自身のFacebookを更新。雲昌寺の参拝者に向けた『お願い』を投稿しました。
古仲副住職によると、一部のマナー違反をする人によって迷惑をこうむっているといいます。
同年1月から世界中で感染拡大している、新型コロナウイルス感染症。政府は人が密集する状況は避けるよう注意喚起をしています。
境内の密度を減らすため、雲昌寺は駐車場を1か所に。しかし、寺の周囲に路上駐車を行う人が後を絶たないといいます。
中でも土日は混在するため、古仲副住職は参拝者に向けて「路上駐車をせず、満車の場合はほかの場所で時間調整してほしい」と訴えました。
投稿の最後に、古仲副住職はこのようにつづっています。
路上駐車をする人たちは「ちょっとだけなら大丈夫」「みんなやってるから平気」と思っているのかもしれません。
しかし、その「ちょっとだけ」という気持ちが雲昌寺や近隣住民に大きな迷惑をかけているのです。
古仲副住職の『お願い』はネットで拡散され、悲しむ声が上がっています。
・マナーを守らないと、次回から開催できなくなるかも。ちゃんと決まりは守ろうよ。
・「こうなるだろう」と思っていたけど、やっぱりか。悲しい現実ですね。
・せっかくコロナ禍でも開催できるよう対策をしてくれたのに、その気持ちを無下にするなんて…。
古仲副住職らは毎年この時期を楽しみにしている人たちのために、コロナ禍でもアジサイが咲く境内を解放してくれています。
残念なことに、きっとこういった出来事は雲昌寺だけでなく、全国の観光地で起こることでしょう。
誰かの厚意によってコロナ禍でも観光ができていると今一度再認識し、一人ひとりがマナーを守らなくてはなりません。
[文・構成/grape編集部]