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熊本地震の追悼試合が雨で中止に 観客のブーイングの中、コロッケがマイクを持ち…

By - grape編集部  公開:  更新:

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2018年4月14日に熊本・藤崎台球場で行われる予定であったプロ野球『ソフトバンク×ロッテ』の一戦は、雨天の影響でグラウンド不良となり、試合開始前に中止がアナウンスされました。

この試合は、2016年の熊本地震発生からまる2年が経過した日の開催でした。

熊本地震の犠牲者を悼み、音楽ユニット・Do As Infinityのボーカルで、熊本出身の伴都美子さんが国歌独唱を担当。

続いて、同じく熊本出身のお笑いタレント・コロッケさんが始球式を担当する予定でした。

ところが、始球式が行われる前に試合は中止となってしまいます。この日の試合を楽しみにしてきたスタンドの観客からは悲鳴が上がっていました。

しかし、そんな事態にコロッケさんが意を決して、勇気ある行動に出ました。

急きょ、ものまねショー&始球式を開催!選手たちも一緒になって盛り上げた

始球式を行う予定であったコロッケさんがマイクを持って登場。

そして、コロッケさんが取った行動は、即席でものまねショーを行うというもの。

コロッケさんのショーは、松山千春さんのものまねからスタート。その後も中島みゆきさん、桑田佳祐さん、福山雅治さんなど次々と十八番を披露していくと、観客はもちろん、両チームの選手たちもベンチで大盛り上がり!

ソフトバンク・工藤公康監督から『五木ひろしロボット』のものまねのリクエストが飛び出すと、コロッケさんはそれにも臨機応変に対応していたといいます。

また、この日のためにコロッケさんが始球式の練習をしてきたことを伝え、「誰か受けてください」と呼びかけると、ソフトバンクベンチからは捕手の甲斐拓也選手がグラウンドに登場。

さらにバッター役として内川聖一選手、代走役として堀内汰門選手も加わり、リベンジ始球式が実施されます。

コロッケさんが投じた一球を内川選手が豪快に空振りすると、堀内選手がダイヤモンドを1周。本塁にヘッドスライディングするお約束で球場をわかせ、コロッケさんのパフォーマンスは終了しました。

ソフトバンク選手の皆さんの協力は、コロッケさんにとってありがたいものだったことでしょう。しかし、選手の心を動かしたのは紛れもなくコロッケさん自身。

ソフトバンクの球団公式Twitterも「本日始球式予定だったコロッケさんが、急きょモノマネメドレーを披露中。本当にありがとうございます!」と感謝の投稿をしています。

グラウンドに上がるのには不安もあったが、自らものまねショーを申し出たコロッケさん

最終的にはアンコールも含め、20分以上にもおよぶワンマンショーを披露したというコロッケさん。

このサプライズ対応も、コロッケさんからの申し出で行われたそうです。

ただ、試合が中止となりブーイングが沸き起こる中に出ていくことは、百戦錬磨のコロッケさんも「相当怖かった」と話しています。

内心はパニック状態で、いままで経験したことがないほど、緊張したといいます。

それでも、コロッケさんがこういった行動をとったのは、わざわざ遠方から来てくれた観客に、この日の熊本での一戦を思い出に残るものにしてあげたいという一心でしょう。

その思いが、観客にもしっかり伝わっていたようですね。

その結果、観客のブーイングは、コロッケさんが登場してから笑い声に変わっていったといいます。

コロッケさんの粋な対応には、球場を訪れた観客も大いに満足していた様子です。

【世間の反応】

・コロッケさん、すげえ。同じ行動をとりたくても、なかなかそれはできる人いないと思う!

・球場にいましたけど、とても盛り上がりました。笑わせてくれてありがとう。

・コロッケさんも、元々この日のイベントには特別な思いをもって参加していたんだろうな。

・内川さんをはじめとした選手の皆さん、工藤監督…登場人物がいい人ばっかりじゃないですか。

・コロッケさんカッコいいな。私も誰かのためにとっさに行動できる人間になりたい。

・神対応っていう言葉は多用されすぎだと思うけど、これは文句なしに神対応!

・コロッケさんのような人が本当のエンターテイナーだ。

苦しい時やつらい時にこそ、やはり人には笑って欲しいもの。

コロッケさんの今回の決断は、お笑いタレントとして胸を張れることだと思います。


[文・構成/grape編集部]

出典
@HAWKS_official

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