TOKIOの4人がそろって会見 松岡「そんなTOKIOなら、1日も早くなくしたほうがいい」
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TOKIOの山口達也さんの強制わいせつ事件を受け、2018年5月2日、4人のメンバーが都内ホテルで記者会見を行いました。
メンバー4人がそろっての初の公の場
山口さんが強制わいせつ罪で書類送検されたことが明らかになったのは、4月25日。
翌日26日には山口さんが会見を開き、事件の経緯や被害者への謝罪。そして、山口さんの芸能活動の無期限謹慎が決定したことが発表されました。
その後、城島茂さん、国分太一さん、松岡昌宏さん、長瀬智也さんがそれぞれ今回の事件に関するコメントを発表したものの、4人そろっての会見は事件発覚後初めて。
記者会見冒頭で、4人それぞれが被害者、被害者家族、関係者各位、そしてファンに向けた謝罪のコメントを発表。
事件発覚後、30日に山口さんを交えた5人で話し合いの場を設け、そこで山口さんが事務所をやめる決意を口にしていたことを明かしました。
また、質疑応答では話し合いの場での山口さんの様子や、今後のTOKIOとしての方向性について語りました。
――話し合いの場で、山口さんにどのような言葉をかけたか。
城島
ちょっと私自身、何をいったか覚えていないのですが、実際どうするか…これからどうするか…いま何ができるかしか考えていなかったです。すみません。
松岡
メンバーがいったのは、「(謝罪するのは)僕らに、じゃない」。当たり前のことですが、被害者のかたに。その気持ちをずっと持てと。
TOKIOのことは二の次、三の次で考えてくれと。それと、正直あなた(山口さん)病気です。自分の置かれている立場と今後のこととちゃんと向き合ってくれと伝えました。
決してお酒は悪いんじゃない。悪いのは彼なんですから。その甘さと自分の考えを改めてもらわない限り、俺たちは何もできない。どれくらい時間がかかるか分かりませんけど、まずは自分と向き合ってくれと。
彼の謹慎活動はそれがすべて終わってから始まると思っているんで。じゃないと、正直僕らは受け入れられないと伝えました。
長瀬
やっぱり信じてますし、信じてましたし…。
もちろん、裏切られてしまったような気持ちもあるんですけど。とにかくいまは、被害者のかたにも、ご迷惑をおかけしたみなさまのためにも、できることがあれば…治療であったり反省であったり、そういうことなんだと思う…と伝えました。
国分
山口が現れた時に、かなり憔悴しているような表情でした。そんな中、先ほどいま、松岡からも出ましたけれど、山口がTOKIOの心配をするのではなく、どうやって自分と向き合っていくのか…そこに徹してくれと。
いま、僕たちはできることをしっかりやっている。山口は被害にあったかたのことを、そして自分と向き合うことを忘れないでくれと伝えました。
――TOKIOとしての方向性は、今後どうするのがベストか?
城島
自分たちでいえることではないという本音がありますが、その中でも、自分たちがそれぞれ抱えている仕事がありますので、それに関しては責任を持ってやっていかなければならない。プロとしての責任もあります。
そして、4人ですけども、やらなきゃいけない部分もあります。そこに関してはきちっとやっていかなければなりません。
信用回復に関しましては、それはもうやっていくしかないって部分があるので、一生懸命やるしかないと思っています。
松岡
プロとしてお仕事を継続させていただいている以上は、それをやめてしまうことが関係者のかたに対しての一番のご迷惑かと思いますので、いただけてるうちはしっかりやらなければならないと思っております。
あとはみなさまに見ていただいて、ご判断いただいて。もうTOKIOじゃないな…との声が出たら、その時考えたいと思います。
4人なのか、なくすのか、しっかり改めて考えたいと思います。
長瀬
本人も自分の甘さに気付いています。でも、こういうことがあって、その信頼が欠けてしまってるということも事実だと思いますし。これをまた信用できるように、彼がやらなくてはならないことをしっかりやっていってほしいと思いますし。
自分たちも、個々の仕事をやらさせていただいていることもありますので、いまはその仕事を一生懸命やるということ以外は、今後考えていこうかなと思っています。
国分
こういった事件がありながらTOKIOとして継続する仕事も決まりました、その分に関してはこの4人でしっかりと前を向いて進んでいきたいと思います。
その僕たちが出ている作品が視聴者にファンのみなさんが評価してくださることと思いますので、そこは僕たちは何もいう権利がないと思っています。
会見中印象的だったのは、山口さんの甘さを指摘するメンバーの発言の数々でした。
特に松岡さんは、山口さんの「自分の席がまだあるならそこに帰りたい」という発言を聞いた時、「山口の甘ったれた意見は一体どこから生まれるものなのか、正直思いました」と痛烈に批判。
さらに、個人的な考えだと前置きした上で「山口の甘えの原因がTOKIOにあるのなら、そんなTOKIOは1日も早くなくしたほうがいい」と衝撃の発言も飛び出しました。
メンバー内でも、今後の山口さんの処遇は意見が割れているといい、会見時、山口さんが提出した辞表は城島さんが預かっていると明かされました。
しかし、TOKIOとしての音楽活動について問われた際には「TOKIOの楽曲は、彼(山口さん)の音がないとまったく形にはならない」と、5人の絆を感じさせるコメントも。
今回の4人の会見を山口さんも見ているはずです…メンバーが語った正直な思いを受け、山口さんは何を思うのでしょうか。
[文・構成/grape編集部]