海外のアーティストに愛される福岡の古民家 そこには「リアルなニッポン」があった
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ボンジョルノ!福岡のラジオDJ TOGGYです。
先日、ビアンカ・ジスモンチ・トリオのライブへ足を運びました。
6月のほぼ半月間をここ日本で過ごし、滋賀・神戸・東京・福岡・沖縄の5公演をこなした彼女たち。
豊かな音楽環境の下に育ち、ブラジルのフォルクローレ、クラシック、現代音楽、ジャズ等、様々な要素を取り入れた独自の音楽的世界を作り上げているミュージシャンです。
ビアンカの父親は、そう!ブラジルのマエストロ『エグベルト・ジスモンチ』。
2017年12月、父エグベルト・ジスモンチの生誕70年を祝して、Blue Note Rioでニュー・プロジェクト“Gismonti 70”を披露。父の作品をメインに父に捧げた曲などを演奏し、今回のジャパンツアーはこのプログラムでの公演でした。
僕、DJ TOGGYが今回ご紹介したいのは、彼女の福岡公演会場となった『SHIKIORI』です。
世界中の音楽家に愛されている音楽の桃源郷、福岡市の中心部から車で1時間程の場所にある宮若市の築140年以上経つ古民家です。「想いが帰る庵=想帰庵」、ここのオーナーは音楽家・べーシストの松永誠剛さん。
彼とはもう10年来のお付き合いで、僕のLOVE FMの番組「TOGGYのSTART UP TODAY!」の選曲も一部お願いしています。
とにかく過去10年に、この庵を訪れたアーティストが桁外れのラインナップなのです。
エンリコ・ラヴァ、ボボ・ステンソン、デイビッド・マシューズ、ジョバンニ・ミラバッシ、ヨーロピアン・ジャズ・トリオ、シャイ・マエストロ・トリオ、ティグラン・ハマシアン、カイル・シェパード、ピーター・バラカンさんの出前DJ企画など。
地球人として影響と感動を与え続けているアーティスト・ミュージシャン達。彼らに共通するものとは?
人間が太古の昔より変わらず持ち続けている魂の感覚だったり、自然の摂理だったりするのかもしれません。彼等が奏でる音からは、風の気配や森の静けさ、土の匂いさえも享受することが出来ます。
福岡市内から1時間圏内に位置しながらも、SHIKIORIの周辺は田畑や里山に囲まれた日本の原風景が残る場所。
ほど近い場所には温泉宿もあり、世界各国からここを訪れるミュージシャン達は「リアルなニッポン」を体験して帰国します。だからこそ彼らの口コミで噂が広まり、この地でライブをやってみたいという新たなアーティストが訪れる希少な場所となっているのです。
現代の日本人が忘れかけている自然と共存した生活。感度の高いミュージシャンだからこそ、実は我々よりも大切な何かを感じ、そして表現することを惜しまず素晴らしい時間と空間を共有することが出来るのです。
この体験を全国の皆さんと共有したい。
ぜひHPをチェックしてライブに合わせ、福岡への小旅行を企画して欲しいと思っています。
SHIKIORI HP (http://shikiori.net)
[文・構成 TOGGY]
福岡の茶人・DJ TOGGY(トギー)
波瀾万丈の人生経験・元ミュージシャンの感性・モテ声トークを武器に様々なメディアでLifeStyleを発信し続ける「イタリア系九州男児」福岡市内の山中にサロン・スタジオ・茶室を建築し専ら草むしりの日々。
<レギュラー番組>
LOVE FM
「TOGGYのSTART UP TODAY!」
J:COM
「TOGGYの清く正しくテキトーチャンネル」
KBCラジオ
「TOGGY’s AHEAD!!」
FM FUKUOKA
「SuperRadioMonster ラジ★ゴン」