広辞苑第七版に初めて掲載された『角打ち』 聖地・北九州には研究会もある!
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- 出典
- 北九州角打ち文化研究会/岩波書店
ボンジョルノ!福岡よりTOGGYです。
10年ぶりに全面改訂された岩波書店の『広辞苑第七版』に、酒屋の店内で酒を飲む『角打ち』が新たに収録されました!
今回、掲載された背景には、ウェブ版・広辞苑で『角打ち』の検索が増えていることもあるようです。
2005年より北九州の角打ち文化を発信してきた『北九州角打ち文化研究会』、通称『角文研』。
僕TOGGYも、実は『北九州角打ち文化研究会』の10年来の会員なので、今回のニュースは嬉しくて仕方ありません!
角文研とは
角文研によると『角打ち』は、明治以降に北部九州で使われ始めた言葉。
明治時代の北九州・小倉を舞台にして書かれた『富島松五郎伝』に酒屋飲みとして『角打ち』が登場します。作者の岩下俊作は生粋の小倉人でした。
語源ははっきりしませんが、1. 枡で酒を飲む時に角から口にする。 2. 酒屋の一角で酒を飲むなどの説あり。
『角文研』では定期的に角打ちイベントを開催しています。
自主発行している『角打ちのすすめ』という冊子は、角打ちでの定例会などで余ったお釣りを貯めて発行。
発行予定の最新号では、角打ちの総本山と呼ばれている門司港の『魚住酒店』をTOGGYが紹介しているのでお楽しみに!
九州最北端の政令指定都市・福岡県北九州市は旧5市(門司、小倉、八幡、戸畑、若松)が対等合併し誕生。今年で55年を迎えました。
宝島社が発行する『田舎暮らしの本』(2018 年2月号)において発表された 『2018年版 住みたい田舎ベストランキング』において、『大きなまち総合部門』と『シニア世代部門』の2部門で全国第1位を獲得した北九州には、現在も約150軒の角打ちがあるという、正に角打ちの聖地なのです。
昭和の時代には仕事帰りに気楽に飲める『角打ち』がたくさん存在しましたが、残念ながらその数も減りつつあります。
僕の酒の師匠である吉田類さんは「今の社会はコミュニケーション下手が多く人が孤立する『無縁社会』になってしまっている。それはいかん!われわれ呑んベえの様な、酒の縁、『酒縁社会』という素晴らしい物があるんだぞ!」とおっしゃいました。
客は店にサービスを求めない、自己申告で精算、長居はしない、地元の人と酒縁呑み!
文化遺産である『角打ち』のハシゴを目的に、北部九州の旅に出るのもオススメです。
ただし無粋な客は入店お断りですから(笑)。
[文・構成 TOGGY]
福岡の茶人・DJ TOGGY(トギー)
波瀾万丈の人生経験・元ミュージシャンの感性・モテ声トークを武器に様々なメディアでLifeStyleを発信し続ける「イタリア系九州男児」福岡市内の山中にサロン・スタジオ・茶室を建築し専ら草むしりの日々。
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