イギリスにある動物保護団体『RSPCA(The Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animals)』のスタッフをしているレイチェルさんは、この動画をTwitterに投稿。飼い主を特定するためにリツイートを呼び掛けました。
PLEASE RT! We have CCTV footage of a man callously dumping a dog in Stoke-on-Trent. The distressed dog chases after the car as it drives away. Please help @RSPCA_official find the man responsible. Awful that someone can do this! The dog is thankfully ok and now safe pic.twitter.com/AW8HNvVwdQ
Thank you to everyone who has shared the @RSPCA_official appeal about the dog Snoop who was dumped on CCTV in Stoke-on-Trent. It has gone global and millions of people have viewed the footage. This is proof of the power of the media! Hopefully we will find the man responsible. pic.twitter.com/c5goObOaQY
Spent the afternoon with the famous Snoop, the dog who has touched millions of hearts around the world this Christmas after he was cruelly dumped in Stoke-on-Trent. He is such a loving dog! How could anyone heartlessly abandon him? 💔 @RSPCA_official is still investigating. pic.twitter.com/J9r3yryHQQ
2018年12月、クリスマスを目前に控えたイギリスで監視カメラがとらえたある映像がインターネットを駆け巡りました。
映っているのは1匹の犬が飼い主に捨てられる瞬間。
イギリスにある動物保護団体『RSPCA(The Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animals)』のスタッフをしているレイチェルさんは、この動画をTwitterに投稿。飼い主を特定するためにリツイートを呼び掛けました。
自分が捨てられことに気付かず、車で走り去る飼い主を必死に追いかける犬の姿に、多くの人たちが心を痛めました。
そしてこの投稿はまたたく間に拡散し、多くのメディアでも取り上げられます。
その後、犬はRSPCAに保護され、『スヌープ』と名付けられます。
また最初の投稿から数日後には、レイチェルさんのそばで元気そうな様子のスヌープの写真も公開されました。
多数のメディアで紹介されたこともあり、スヌープのストーリーはアメリカやロシアなど国境を越えて広まります。
そして『スヌープの里親になりたい』という人たちから続々と問い合わせが寄せられる中、ある人物に注目が集まります。
その人はアメリカの大御所ラッパー、スヌープ・ドッグ。自分と同じ名前のスヌープの里親に名乗りを上げたのです。
海外メディア『Daily Star』によると、犬のスヌープが捨てられる映像を見て「とても悲しくなった」というスヌープ・ドッグはこう語ったのだとか。
スヌープ・ドッグのコメントを知り、レイチェルさんも驚きを隠せなかったようで、Twitterに『我らの可愛いスヌープがその名前にちなんで、スヌープ・ドッグから注目されたわ』とコメントしています。
2019年1月3日の投稿によると、すでに何千人もの人たちがスヌープの里親になることを希望しているのだそう。現在、RSPCAではスヌープに最適な里親を決めるためのプロセスをしており、彼に新しい家族ができるのはそう先にはならないだろうと話しています。
またスヌープを捨てた飼い主を特定するための調査も継続中だということです。
なぜこんなに可愛い犬を捨てたのか…理由は分かりませんが、飼い主に捨てられた経験はスヌープにとって深い心の傷になってしまうかもしれません。
そんなスヌープの心の傷を癒してくれるような優しい家族ができて、彼がこれからはたっぷりと愛情を受けて幸せに過ごしていけることを願います。
[文・構成/grape編集部]