『ブサイク犬コンテスト』で優勝! 保護されたのは、安楽死の1時間前だった
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顔周りがモフモフのポメラニアン 飼い主が「めっちゃ小顔」と絶賛する理由が?飼い主(@phoochannel)さんと暮らす、ポメラニアンのぷーちゃんはびっくりするくらいの小顔なのだとか。

「おやつ忘れた」の一言でこの顔! ラブラドールが見せた『しょんぼり顔』が話題@zl_vwyさんと一緒に暮らしている、ラブラドール・レトリバーのロキくんは、毎日のオヤツを楽しみにしているとか。ある日、飼い主さんは買い物に出かけたものの、ロキくんのオヤツを購入するのを忘れてしまったといいます。帰宅後、飼い主さんはロキくんに「オヤツを買ってくるの、忘れちゃった」と正直に伝えました。すると…。
誰が見ても美しいと思うような整った容姿ではないけれど、個性的なルックスで人々を笑顔にする『ブサイク』な動物たち。
そんなブサカワな犬たちが一堂に会して、世界一のブサカワ犬を決める『ワールド・アグリエスト・ドッグコンテスト』がアメリカで開催されました。
全国から集まった個性豊かな強者犬の中から、2019年のもっともブサイクな犬の栄冠に輝いたのは、オスの雑種犬『スキャンプ・ザ・トランプ』!
ユニークなヘアスタイルにペロっと出した舌がなんともキュートなスキャンプ。
コンテストのプロフィールによると、野良犬だった彼は動物保護シェルターに保護され、安楽死させられる1時間前にいまの飼い主が引き取ったのだそう。
そんなスキャンプは7年前から、高齢者や子どもたちを癒すペット・セラピストとして活動しています。
実はスキャンプは昨年もこのコンテストに出場しましたが、惜しくも2位だったのです。
今年は見事に優勝者となり、賞金1500ドル(約16万円)を獲得しました。
アメリカでは毎年、容姿端麗で身体能力に優れた犬を選ぶドッグコンテストが開催されていますが、『ワールド・アグリエスト・ドッグコンテスト』に出場する犬たちは一般的なドッグコンテストの出場基準を果たしていない犬ばかり。
彼らはみな、元保護犬で、犬種も純血ではなく雑種の子も多くいます。
そしてそんなブサイクな犬たちはみんな、飼い主に愛されて幸せいっぱいでとても可愛らしいのです。
『ワールド・アグリエスト・ドッグコンテスト』の目的は、人々に家族を必要としている保護犬たちの里親になってほしいというメッセージが込められています。
動物保護シェルターでは、見た目が理由でなかなか里親が決まらない動物がいるといいます。
どんな容姿でも同じ命。すべての保護動物たちに優しい家族が見つかるといいですね。
[文・構成/grape編集部]