「頭にバケツをかぶった犬がいる」 助けに行くと…『危険な動物』だった!
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2024年1月、アメリカのカリフォルニア州で大雨が降り、各地で川の氾濫や冠水などの被害が出ました。
数日後、サンディエゴ郡のティファナ川流域で通行人が、頭からバケツをかぶった犬を発見したといいます。
通報を受けた、郡の動物保護チームが現場に向かうと、大雨によって川辺にはがれきが散乱。
また難しい地形のため、その犬がいる場所にたどり着くにはボートに乗るしかなく、ライフガードの助けを借りて救助に向かいました。
犬だと思われた動物の正体は?
こうして犬がいる場所に到着した動物保護スタッフは意外な事実に気が付きます。
バケツをかぶった動物は…犬ではなく野生のコヨーテだったのです!
コヨーテは小型のペットを襲ったり、まれに人に危害を加えたりすることもあるため、危険な動物として知られています。
しかし、動物保護チームの職員たちは、かわいそうなコヨーテを見捨てることはしませんでした。
彼らはコヨーテを近くの野生動物の保護施設に搬送し、鎮静剤と鎮痛剤を投与して頭からバケツを外してあげます。
診察の結果、コヨーテは軽度の低体温症で、毛皮にサボテンのトゲが刺さっていたのだとか。
初期治療の後、コヨーテは別の野生動物保護センターに移され、治療を続けることになりました。
そして数日後、傷が完全に治ったコヨーテは元気に野生に帰って行ったのです。
『サンディエゴ・ヒューメイン・ソサエティ』がFacebookに投稿した動画には、コヨーテを助けたスタッフたちへの感謝の声が上がりました。
・コヨーテを助けてくれてありがとう。早く回復してよかったね。
・あなたたちが動物のためにしてくれていることは素晴らしい。
・異常気象や生息地への侵入、光害、人間の偏見など、私たち人間以外の『隣人たち』は大変な目に遭っているんだよ。
もし誰にも発見されなかったら、このコヨーテは頭にバケツをかぶったまま生きていくことはできなかったはずです。
助けてもらったコヨーテも感謝しているかもしれませんね。
[文・構成/grape編集部]