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犬のケージ周りに捨てられていた漂白剤のボトル 使用方法に「信じられない」

By - grape編集部  公開:  更新:

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2019年7月17日の情報番組『とくダネ!』(フジテレビ系)で、大型犬ボルゾイへの虐待ともとれる映像が放送されました。

MCの小倉智昭さんの言葉に共感する声が上がっています。

ボルゾイのケージに漂白剤をまく

番組では、「何とか助けてあげたい」という悲痛な想いと共に、同月12日にTwitter上に投稿された動画を紹介。

そこには、ボロボロのケージに入れられ、グッタリとした様子の2頭のボルゾイが映っていました。

※ボルゾイのイメージ写真

動画投稿者は、Twitterでこのように状況を説明していたようです。

仕事で外を回っていた時、とてもひどい飼われかたをしたボルゾイを見かけました。
何とか助けてあげたい。

犬舎の中はフンだらけ、掃除はされていません。

とくダネ! ーより引用

ケージの中にはフンがそのまま放置されていたようですが、それよりも動画投稿者が驚いたのは20本以上も捨ててあった漂白剤のボトル。

一体何に使っていたのか…番組の取材に対して、飼い主の男性は驚きの発言を返しました。

においを抑えるために、漂白剤を巻いていたのは確かだから。数か月、確かに管理していませんでした。認めます、それは。

(掃除を)怠っていたらにおいが出るから、「臭い」っていわれたから、あの辺に(漂白剤を)まいたりしていた。

とくダネ! ーより引用

なんとフンのにおいを消すために、ケージなどに漂白剤をまいていたのです。

人間でも換気に気を使って使うことが多い漂白剤。嗅覚の鋭い犬にとっては、耐え難いものだったことでしょう。

ボルゾイは男性の妻が好きで飼い始めたということですが、仕事などの忙しさから数か月、掃除や散歩ができていなかったといいます。

「なぜ、このような状況になったのか」という質問に対して、妻は次のように答えています。

そうですね、まぁこの状況は自分が100%悪い。自分が面倒を見られなかった。見れなかったというか、見なかったっていうことがやっぱりありますね。

とくダネ! ーより引用

面倒が見られなくなった理由については…。

理由はもう、ただ単に…理由はないです。自分がサボっていただけ。

飼育状況が酷くなり始めたのは、ここやっぱり4、5年が一番悪い。サボっていたっていうところがありますね。

とくダネ! ーより引用

自分の非を認める妻。さらに現在の気持ちを聞くと、反省の色を見せます。

今回の子のことでTwitterに上げてくださったかたたちがいたから、こういう形でいろんなかたに出会えて、いろいろ改善していけて、自分の悪いところがもちろん、全面的に出てしまって。

これからはみなさんに助けてもらっていきながら、完璧にっていう言葉はちょっと当てはまらないと思うんですけど、なるべく犬たちにいいように、進めていきたいなっていうことを考えています。

とくダネ! ーより引用

犬たちと向き合うという妻。しかし、その発言に小倉さんは違和感を抱きます。

飼い主本人も「自分の怠慢である」って認めてるんですね。

「周りの人にいろいろいわれて、だんだん環境が整ってきて犬も元気になってきてよかった」と、よくそういうことがいえるなぁと。

取材を受けてもらってなんですけど、ちょっと飼い主が自分の責任というものを分かっていないように感じるよね。

とくダネ! ーより引用

今回の映像を見て、ネット上でも怒りの声が上がっています。

・犬の周りに漂白剤をまくなんて、信じられない。

・ちゃんと面倒が見られないなら、犬を飼うなよ。

・大型犬の世話は大変だって、最初から分かるだろうに。動物を何だと思っているのか。

・これはもう、虐待といってもいいのでは。

投稿された動画を見た人から、保健所や警察に相談が行き、同月16日に保健所や市役所が現地調査を行いました。

犬のケガの手当てなどもされていたので、今回は「虐待とは考えづらい」という結論にいたりましたが、今後は定期的に調査に行き確認するようです。

動物を飼うということは、命の責任を負うということ。忙しいからといった理由で、放置していいわけではありません。

今後、ボルゾイたちが幸せな生活を送れることを、ただただ祈るばかりです。


[文・構成/grape編集部]

出典
とくダネ!

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