4年間、路上で飼い主を待ち続けた犬が飼い主と再会 すると予想外の展開に
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二度と帰らない主人を待ち続けた忠犬『ハチ』。近年でも忠誠心あふれるハチのように、会えなくなった飼い主をずっと待ち続ける犬は、世界のあちらこちらで見かけられています。
2019年9月、タイの路上で暮らす1匹の犬が話題になりました。
海外メディア『Bored Panda』によると、レオという名前のこの犬は4年も前から同じ場所で、飼い主が迎えに来てくれるのを待っているのです。
レオは痩せ細り、皮膚病を患っていました。そんな彼を見たSaowalakさんという女性がレオに食べ物をあげるようになり、何度も自宅に連れて帰ったのだそう。
しかし、レオは毎回、彼女の家を抜け出して、元いた道路脇の同じ場所に戻ってしまうのでした。
「レオはどうしてもここで飼い主を待ちたいのね」
そう思ったSaowalakさんはあきらめて、その場所でレオの世話をすることに決めます。
路上で飼い主を待ち続ける犬を世話する女性
Saowalakさんは毎日レオに水や食事を届けて、かわいがっていました。その様子をたまたま通りかかったAnuchitさんという男性が見かけたのだそう。
そして翌日、再びその場所を通ったAnuchitさんは、レオに食事をあげている青年を見かけて声をかけます。
青年はSaowalakさんの弟で、もう何年もレオの世話をしていることを話します。それを知ったAnuchitさんはレオの飼い主を見つけてあげたいと思い、写真を撮ってFacebookに投稿しました。
するとAnuchitさんにレオの飼い主から連絡が来たのです!
レオは4年前にガソリンスタンドで行方不明になったきり、探したものの見つからなかったといいます。
4年ぶりに飼い主と再会した犬は…
ついに飼い主と再会したレオは、嬉しそうに尻尾を振っていたのだとか。ところが飼い主がレオを連れて帰ろうとすると、レオはついていこうとしなかったのです。
それを見た飼い主は、「レオはずっと世話をしてくれたSaowalakさんと一緒にいたいのだろう」と思い、Saowalakさんにレオを任せることに決めたのです。
元の飼い主のレオに対する愛情は変わっていないため、今後も彼の世話に協力することを約束し、レオの医療費も負担することを申し出ました。
4年間も飼い主を待ち続けていたレオですが、もしかすると自分は捨てられたと思い、傷付いていたのかもしれません。そして毎日食事を運んできてくれるSaowalakさんへの愛情が日に日に強くなっていったのではないでしょうか。
レオの飼い主が見つかることを望んでいた多くの人にとっては予想外の展開となりましたが、レオが幸せならそれが1番。これからはSaowalakさんと一緒に楽しく暮らしていってほしいですね。
[文・構成/grape編集部]