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浅野和之ってどんな人? 『ラジエーションハウス』『コウノドリ』で医者役を好演

By - grape編集部  公開:  更新:

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浅野和之

とらえどころのない雰囲気で、名脇役として知られる俳優・浅野和之(あさのかずゆき)さん。舞台役者として活動するほか、人気ドラマにレギュラー出演するなど、目にする機会の多い俳優です。

そんな浅野和之さんの過去の出演作品や役柄、趣味のパントマイムについてなど、さまざまな情報をご紹介します。

浅野和之はドラマ『カルテット』に音楽プロデューサーの朝木役で出演

浅野和之さんは、ドラマ『カルテット』(TBS系)に出演しました。

『カルテット』は、夢破れた4人の弦楽器奏者がひょんなことから出会ってカルテットを組み、軽井沢で共同生活を送るところから始まる、ヒューマン・サスペンスドラマ。

少しずつ4人の秘密が暴かれていく展開や、松たか子(まつたかこ)さん、満島ひかり(みつしまひかり)さん、高橋一生(たかはしいっせい)さん、松田龍平(まつだりゅうへい)さんという豪華俳優陣がそろったことで、話題になりました。

浅野和之さんが出演したのは、第5話。4人をクラシック音楽のフェスティバル出演に誘う、口がうまい音楽プロデューサー・朝木国光役を好演し、味のある演技に視聴者からは絶賛の声が上がりました。

・「志ある三流は四流」ですか。何とも身につまされる言葉です。それを口にするのが浅野和之だからまた刺さる。

・浅野和之さんの使われ方が贅沢だな。

・こんなドラマ見たことない。感情がずっと揺さぶられ続ける。浅野和之はやっぱりすごい。

・浅野和之さん恐っ。さすが!いるわー、こういう中身のない笑い方する人。

浅野和之は『ラジエーションハウス』で放射線科長の鏑木役を演じる

浅野和之さんは、2019年4~6月にかけて放送された月9ドラマ『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』(フジテレビ系)にレギュラー出演していました。

『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』は、病院の放射線科を舞台に、レントゲンやCTで病変を写す『放射線技師』や、画像を読み取り病気を診断する『放射線科医』らの活躍を描いた医療ドラマ。

主人公の型破りで天才的な才能を持つ放射線技師を窪田正孝(くぼたまさたか)さん、ヒロインの放射線科医を本田翼(ほんだつばさ)さんが演じました。

浅野和之さんが演じたのは、診療部長兼放射線科長の鏑木安富役。地位や名声に固執し院長の座を狙っている男で、主人公を煙たく思い、対立する役どころです。

いつも主人公を目の敵にする、悪役感たっぷりの鏑木ですが、第10話では思わぬ活躍を見せ、株をぐんと上げました。

好感度をあげたのが、第10話『もう一人の天才登場』の、骨折で受診した赤ちゃんの診断と治療をするシーン。誰もが手を焼く場面で、意外にも鏑木が天才的な能力を見せたのです。

つまり、題名にもある『もう一人の天才』とは鏑木のこと。第10話を見た視聴者からは、次のような驚きや称賛の声が上がっています。

・ろくな医師じゃないと思ってたけど、30年も画像診断を続けてきたんだもんね。すごいよね。本当はいい先生でよかった。

・もう1人の天才って鏑木先生だったのかー!見直した。

・もう1人の天才、まさかの鏑木先生。イイヤツ…ではないけれど、心の動く、善良な方だったみたいだね

浅野和之は『コウノドリ』に医者役で出演した

浅野和之さんは、ドラマ『コウノドリ』(TBS系)でも、医師役を演じていました。

『コウノドリ』は、鈴ノ木ユウさんの同名漫画が原作の医療ドラマ。2015年と2017年にドラマ化されました。

物語の舞台は、ペルソナ総合医療センターの産婦人科と新生児科、救命科。患者に寄り添うことが信条の産婦人科医で、天才ピアニスト『BABY』の顔も持つミステリアスな主人公・鴻鳥サクラ(こうのとりさくら)を、綾野剛(あやのごう)さんが演じました。

全編を通して命を授かることの奇跡を丁寧かつリアルに、そして温かく描いた本作は、出産を控える人や子供がいる人などを中心に強く支持され、大好評を博しました。

作品中で浅野和之さんが演じたのは、ペルソナ総合医療センターの院長・大澤政信役。笑うと覗く大きな歯と、鼻の下のチョビヒゲが特徴的な人物です。

産婦人科で問題が起こることを嫌っているものの、サクラをはじめとするスタッフのことはおおむね応援しているという役どころ。サクラが『BABY』だと知る数少ない人間の1人です。

お金儲けと患者のための施設作りの間で苦悩しているにも関わらず、スタッフには金儲けに執着しているようにしか見られていないという、かわいそうな人物でもあります。

浅野和之さんはつかみどころのない大澤院長のキャラクターを見事に演じ、演技の幅の広さを見せました。

浅野和之の特技はパントマイム! 映画や舞台にも多数出演

浅野和之さんの特技はパントマイム。2018年9月からオンエアされているモンデリーズ・ジャパン株式会社のガム『クロレッツ』のCM『ジェスチャー篇』では、息を気にして上司や同僚に身ぶり手振りで用件を伝えようとする浅野和之さんのコミカルな姿を見ることができます。

このCMに起用する俳優を選ぶ際に重視されたのは、動きのキレとコミカルさ。パントマイムが得意な浅野和之さんの動きを見た製作担当者は、一発で起用することを決めたのだそうです。

振り付けが伝えられたのは撮影当日だったにも関わらず、共演者の岡田将生(おかだまさき)さん、大津尋葵(おおつひろき)さんらと共に短い練習時間で習得。

撮影はアドリブも交えながらスムーズに進んだのだそう。さすがの俳優魂ですね。

また、浅野和之さんはドラマやCMだけでなく、映画や舞台作品にも出演しています。

映画では『清須会議』『ギャラクシー街道』『ステキな金縛り』など、三谷幸喜(みたにこうき)さんが監督を務める作品への出演が多数。

2002年に三谷幸喜さん演出の舞台『You Are The Top~今宵の君』で代役を務めた縁で三谷幸喜作品の常連俳優となり、名脇役として存在感を放っています。

舞台の出演作品は、『抜目のない未亡人』『子供の事情』など三谷幸喜さんが演出を手がけた作品や、スーパー歌舞伎II『ワンピース』など。

このほか舞台『ブラウニング・バージョン』『12人の優しい日本人』では、『第40回紀伊國屋演劇賞』個人賞、『第13回読売演劇大賞』最優秀男優賞を受賞するなど、浅野和之さんの演技は高い評価を受けています。

浅野和之の現在・これから

舞台やドラマ、CMなど、幅広く活躍している浅野和之さん。2019年6月には、出演ドラマ『ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜』が最終回を迎えたばかり。

現在は、『クロレッツ』のCMに出演中です。

また、2019年10~11月には、出演舞台であるスーパー歌舞伎II『新版 オグリ』の公演も控えています。

これからも、浅野和之さんの活躍に期待しましょう。

浅野和之 プロフィール

生年月日:1954年2月2日
出身地:東京都
所属事務所:シス・カンパニー

桐朋学園大学短期大学部の演劇専攻に進学後、安部公房スタジオに入所。その後、劇団電劇を設立。1987年、劇団『夢の遊眠社』に入団し、解散する1992年まで在籍。舞台役者として活躍するほか、多くのドラマや映画にも出演。2002年に三谷幸喜演出の舞台『You are the Top/今宵の君』を代役で演じ切り、以後三谷幸喜作品の常連俳優としても知られるようになった。『読売演劇大賞』最優秀男優賞など、受賞歴多数。趣味はパントマイムとフェンシング。


[文・構成/grape編集部]

出典
シス・カンパニー@radiation_2019

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