300㎞も離れた店に、車のキーを忘れた女性 店長がまさかの行動!
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置き配指定のはずが、なぜか『不在票』 確認してみると…置き配なのに『不在票』が入っていて?その理由に「配慮をありがとうございます」

配達員の『接客態度』を本社に伝えた女性 ポストに投函されていたのは…佐川急便の配達員から感じのよい接客を受けた女性。サイトで報告すると、後日投函されていた不在通知に「お褒めいただきありがとうございます」とメッセージが書かれていました。
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置き配指定のはずが、なぜか『不在票』 確認してみると…置き配なのに『不在票』が入っていて?その理由に「配慮をありがとうございます」
配達員の『接客態度』を本社に伝えた女性 ポストに投函されていたのは…佐川急便の配達員から感じのよい接客を受けた女性。サイトで報告すると、後日投函されていた不在通知に「お褒めいただきありがとうございます」とメッセージが書かれていました。
アメリカ・ニューヨーク州に住むダイアナ・チョンさんはこの日、車で夫と子供と一緒にペンシルベニア州の友人の家に向かおうとしていました。
長距離ドライブの前に彼女はベーグル店『Bagles 101』に立ち寄り、ベーグルを買って車に戻り、出発します。
約3時間半のドライブ後、ようやく目的地に到着したダイアナさんはあることに気が付きます。
彼女は車のキーを『Bagles 101』に置き忘れてしまったのです。
ダイアナさんの車のカギは携帯電子キーで、彼女が店で買い物をしている間、車内には夫と子供が残っていたためエンジンをかけたままにしていたのだそう。そのため、彼女がキーを持っていなくても車はスタートできました。
しかしいったんエンジンを切ってしまうと、キーフォブがなければエンジンをかけることができないのです。
困り果てた女性にベーグル店の店長は
この時ダイアナさんたちがいた場所からロングアイランドの『Bagles 101』まではなんと約304㎞も離れていました。しかし車がスタートできなければ家に帰ることができません。
海外メディア『CBS NEW YORK』によると、パニックになったダイアナさんは助けを求めて車の販売店やロック解除サービス会社、また車のトラブル対応をしてくれるAAA(全米自動車協会)などに電話。
それでも事態を解決できなかった彼女が『Bagles 101』に電話すると、店長のビニー・プロシアさんが「ええ。忘れ物のキーを保管していますよ」と答えます。
困り果てたダイアナさんが「実は今、ペンシルベニアにいるんです」というと、ビニーさんは即答でこういったのです。
「じゃあ、私が届けますよ!」
一瞬耳を疑ったダイアナさんが「え?ペンシルベニアまで届けてくれるんですか?」と聞き返すと、ビニーさんは「いいですよ!住所を送ってください」といい、本当に彼女のいる場所までキーを届けてくれたのです。
ビニーさんは渋滞などで結局、片道約6時間もかかったといいます。
ダイアナさんは感激し、彼にケーキとコーヒーをご馳走して、ギフトカードや感謝の手紙などを受け取ってもらったのだそう。
それからビニーさんは翌朝5時30分の開店に間に合うように急いで帰って行きました。
急いでいるあまりスピード違反で止められたが…
すると帰り道、ビニーさんは急いでいたためスピードを出しすぎたようで、警察にスピード違反で止められてしまいます。
彼は事情を説明し、証拠としてダイアナさんからもらった手紙を見せたのだそう。すると警察官は彼の親切さに感動し、罰金500ドルのところを注意だけで許してくれたということです。
「困っている人がいたら力になりたい」という気持ちは多くの人が持っていることでしょう。しかし見ず知らずの人のために往復600㎞の距離を二つ返事で移動してくれる人はなかなかいないのではないでしょうか。
いいことをすれば必ずそれが自分に返ってくるものです。この出来事が広まったことで、きっと『Bagles 101』はますます人気店になることでしょう!
[文・構成/grape編集部]