太りすぎて飼い主に捨てられたチワワ 命がけでダイエットした結果?
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出典:hsnwla

『犬の幼稚園』に愛犬を預けたら… 送られてきた写真に「笑っちゃった」「なんでこんな自然なの」ポメラニアンのピカルディくんと暮らす、飼い主(@pomepomePicardy)さん。 ある日、施設にピカルディくんを一時的に預けたといいます。その後、施設からピカルディくんの『お預かり中の様子』の写真が送られてきたそうですが…。

これは食べられないわ… はんぺんの上で、哀愁漂う顔をしながら寝そべっていたのは…うどんの上に寝っ転がっていた動物に「発想が斬新すぎる」「哀愁が漂って見える」の声が続出!かわいすぎて食べられません。
2021年6月、アメリカにある動物保護施設に、メスのチワワが連れて来られました。
ウェブメディア『The Dodo』によると、飼い主は「この犬は高齢で、健康上の問題があるので手放したい」として、安楽死の同意書に署名をしたといいます。
そのチワワは極度の肥満でしたが、飼い主の説明に疑いを持った職員は、ひとまず犬を引き取ることに。
そして、決して殺処分をしない別の保護施設『HSNWLA(ヒューメイン・ソサエティ・オブ・ノースウエストLA)』に助けを求めました。
『HSNWLA』のスタッフがチワワを初めて見た時、犬は10歩も歩いたら疲れて息を切らしてしまう状態だったのだとか。
また、高齢というのは間違いで、まだ3歳の若さだったのです。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
肥満のチワワが命がけのダイエット
チワワは、ローズマリーと名付けられます。当時の体重は約11kgで、健康なチワワの体重の2倍!
そのままでは内臓にダメージが生じる恐れがあり、痩せなければ命にかかわる状態でした。
スタッフたちは「ローズマリーを再び走れるようにしてあげたい」と願い、運動と食事療法による厳しいダイエットをさせることにします。
スタッフに励まされながら、健康器具を使って水中で歩き続けるローズマリー。
毎日のダイエットの効果は確実に表れ、なんと最初の3か月間で約3kgの減量に成功します。
しかし、ゴールの体重まではまだまだ長い道のり。健康な体を目指して、ローズマリーの挑戦は続きました。
こうして、運動とカロリー計算された食事を続けること7か月。
『HSNWLA』のSNSに投稿された写真がこちらです。
「私たちがずっと待っていた瞬間です!」とつづられた投稿には、まるで別の犬のようにスリムな体になったローズマリーの姿が!
半年以上にわたる厳しいダイエットを乗り越えたローズマリーが、ついに里親を募集することになったのです。
そして、この投稿から約2週間後、ローズマリーに里親が決まりました!
元の飼い主によって施設に連れてこられた時、ローズマリーはなんらかの発作の薬を飲まされていたのだそう。
しかし、『HSNWLA』に来てからローズマリーは一度も発作を起こしたことがないといいます。
かわいいペットが欲しがる姿を見ると、ついおやつや人間の食べ物をあげたくなります。
しかし、おやつなどを与えすぎるのは肥満につながり、ペットの寿命を縮めてしまう可能性があります。
愛しているからこそ、ペットが元気で長生きできるように、飼い主がしっかりと健康管理をするべきですね。
[文・構成/grape編集部]