「パパのタコスを買いに来て」とツイートした娘 2日後、信じられない状況に
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
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新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)のまん延は世界中の経済に大きな影響を及ぼしています。
特に打撃を受けているビジネスのひとつが飲食業。アメリカでは2020年9月現在もレストランの店内飲食が許可されていない地域も多く、人々が外出を控えるようになったことで経営難に陥っている店が多くあります。
こうした中、テキサス州に住む女性のツイートが注目を集めました。
ジゼル・アビレスさんの父親のイライアスさんはフードトラックでメキシコ料理のタコスを販売しています。
ところがコロナ禍で売り上げが激減し、ある日の売り上げはたったの6ドルだったのです。
海外メディア『CNN』によると、父親からそのことを聞いたジゼルさんは「もう私たちが失うものは何もない。この窮状を訴えてみよう」と決めたのだそう。
そして彼女は1人でも多くの人に父親のお店のことを知ってもらい、足を運んでもらえることを願い、自身のTwitterに投稿したのです。
ジゼルさんはお店の写真と住所を載せて、リツイートを呼びかけます。
また「パパは料理の写真を撮るのが上手じゃないけど、味は最高なの!約束するわ!」と付け加え、おいしそうな料理の写真も合わせて投稿。
父を思う娘のツイートにサポートの声が殺到
このジゼルさんの投稿は翌日の夜までに約2千回リツイートされます。
そして2日後の朝8時に仕事に行ったイライアスさんは目を疑いました。
なんと開店前から店の前に行列ができていたのです。早い人は朝6時から並んでいたといいます。
その後もお客さんが次から次へとやってくるため途中で食材がなくなり、2回も店を閉めて仕入れをしなおしたのだとか。
さらに人手も足りないためジゼルさんも手伝いに来て、100人以上のお客さんの対応をしたそうです。
ジゼルさんは投稿のリツイートや、来店してくれた人たちへ、「父はソーシャルメディアが何かよく分かっていないけれど、みなさんにとても感謝しています。父を笑顔にしてくれてありがとうございました」とつづっています。
ジゼルさんの投稿はこれまでに1万回以上リツイートされ、応援のコメントがたくさん寄せられています。
またお店のInstagramアカウントは開設から2週間で5千人以上のフォロワーがつきました。
これもすべて、父親を想う娘の愛に多くの人たちが心を動かされた結果なのでしょう。
コロナウイルスの影響で仕事が苦戦している人は大勢います。そしてそんな人たちを助けたいと思っている人も多くいるのです。
こんな状況だからこそお互いに支え合い、それぞれができることで協力し合っていけたらいいですね。
[文・構成/grape編集部]