夢のメッセージは、誰にアドバイスされたのでもない、自分が自分に与えているアドバイス
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吉元由美の『ひと・もの・こと』
作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。
たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。
『夢』のメッセージが教えてくれること
「夢は超意識からのメッセージである」
『眠れる預言者』『ホリスティック医学の父』と呼ばれたエドガー・ケイシーは夢についてこのように述べています。
また精神科医、心理学者であるカール・グスタフ・ユングは夢について、心の深いところから、その人の生き方そのものについて関わりのある、何か大切なことを告げてくるものである、と考えました。
今朝見た夢には意味があるのだろうか。ストーリー、場面をありありと覚えている夢を見ることがあります。夢の中の怖さや悲しみや驚きなどの感覚が妙にリアルで、何度でもリフレインして味わえるような夢もあります。
大抵の場合、現実にはありえないような奇妙な展開を見せます。そんな夢について(きっと疲れていたからこんな夢を見たのだ)(こんな夢には意味がない)と流してしまうことが多いのではないでしょうか。
また『いい夢』『悪い夢』とジャッジして一喜一憂することもあるでしょう。しかし、夢に「いい」「悪い」はありません。そのように判断していると、夢の真髄に触れることはできません。
十代の頃から夢には何か意味があると思っていました。『追いかけられる夢』を繰り返し見ていた頃を思い出してみると、確かに精神的に厳しい時期でした。
夢のメッセージとは、夢主の現状を伝えているということ、そして問題解決の方法を示唆しているのです。追いかけられ、袋小路に追い詰められ、「助けてー!」と叫ぼうとしても声が出ない…。
この夢のメッセージは、今実際に『追い詰められている状態』であるということ。そして『助けを求めようとしても求められない自分』がいますよ、逆に言うと、「助けを求めれば状況は改善します」ということを伝えていたのです。
夢のメッセージを実際に行動に移してみること。ここが最も大切なポイントです。
でも十代の私はそこまで解釈することができずにいたのですが、仕事を始めてからまた『追いかけられる夢』を見た時期がありました。実際には1日おきに締め切りがあるような状況でした。
「誰かに追いかけられている。急いで家に帰ってテレビをつけ、『誰か』が今どこにいるか映し出し確認する」
この夢には、まさに解決方法が示唆されています。つまり、テレビで確認するというのは、「何から始めたらいいか、落ち着いて確認しなさい」ということ。
仕事の優先順位を考え、落ち着いて取り組んでみたところスムーズに、ストレスもなく終えることができたのです。
夢のメッセージは、誰にアドバイスされたのでもない、自分が自分に与えているアドバイス。夢を人生に取り入れることは、自分自身と一緒にいることなのです。
※記事中の写真はすべてイメージ
作詞家・吉元由美の連載『ひと・もの・こと』バックナンバー
[文・構成/吉元由美]
吉元由美
作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。
⇒ 吉元由美オフィシャルサイト
⇒ 吉元由美Facebookページ
⇒ 単行本「大人の結婚」