柔道は東京五輪、相撲は五月場所 観戦することを楽しみに By - 押阪 忍 公開:2021-05-06 更新:2021-05-06 エッセイ押阪忍 Share Post LINE はてな コメント こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。 ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独言』にお付き合いください。 相撲と柔道 私は 相撲や柔道が好きです。その柔道で『平成の三四郎』と呼ばれた背負い投げの古賀稔彦(としひこ)さんが亡くなられました。 惚れ惚れする一本背負いで、バルセロナ五輪では、直前に左ひざに大ケガを負いながらも金メダリストに輝いた古賀さん。 何度も何度も古賀さんの試合は見ましたが、あの切れ味鋭い背負い投げがいつ出るかと、ワクワクしながら応援したものです。 古賀選手のあと、次なる期待の選手は、と言えば、私は『内股』の大野将平選手を挙げます。リオの金メダリスト、世界選手権、優勝3回。 井上康生監督のかつての内股と同じように、大野選手の内股も、実に鋭く鮮やかです。170センチ、73キロ。 普通の男性と変わらない身体つきなのに、柔道着をつけた時の表情は、ガラリと変った勝負師となります。東京五輪で、その内股を是非見たい!とワクワクして待っております。 今度は相撲の話です。横綱鶴竜が引退しました。ご存知モンゴル出身、優勝6回の相撲巧者でした。 もう一度、横綱としての土俵入りも含めて、その相撲巧者ぶりを見たかったのですが、残念です。横綱白鵬、日馬(ハルマ)富士、鶴竜、稀勢の里、四横綱時代が懐かしいですね…。 ところで、相撲は『国技』と言われますので、角界ファンは、日本人横綱の誕生を待ち望んでいるのですが、あなたの期待する新横綱は誰でしょうか? 大関貴景勝か、正代か、朝乃山か、はたまた先場所優勝し勢いに乗る新大関照ノ富士か…。新横綱が誕生するかも知れない五月場所が 大変楽しみであります。 <2021年5月> フリーアナウンサー 押阪 忍 1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。東京オリンピックでは、金メダルの女子バレーボール、東洋の魔女の実況を担当。1965年には民放TV初のフリーアナウンサーとなる。以降TVやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典、東京都庁落成式典等の総合司会も行う。2021年現在、アナウンサー生活63年。 日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。 快挙を成し遂げた狩野英孝、帰国便の搭乗券をよく見ると… 「さすがJAL」の声ホノルルマラソンから帰国する狩野英孝さんに、JALが用意したサプライズとは…。 ロケで出会う人を「お母さん」と呼ぶのは気になる ウイカが決めている呼び方とは?タレントがロケで街中の人を呼ぶ時の「お母さん」「お父さん」に違和感…。ファーストサマーウイカさんが実践している呼び方とは。 Share Post LINE はてな コメント
こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。
ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独言』にお付き合いください。
相撲と柔道
私は 相撲や柔道が好きです。その柔道で『平成の三四郎』と呼ばれた背負い投げの古賀稔彦さんが亡くなられました。
惚れ惚れする一本背負いで、バルセロナ五輪では、直前に左ひざに大ケガを負いながらも金メダリストに輝いた古賀さん。
何度も何度も古賀さんの試合は見ましたが、あの切れ味鋭い背負い投げがいつ出るかと、ワクワクしながら応援したものです。
古賀選手のあと、次なる期待の選手は、と言えば、私は『内股』の大野将平選手を挙げます。リオの金メダリスト、世界選手権、優勝3回。
井上康生監督のかつての内股と同じように、大野選手の内股も、実に鋭く鮮やかです。170センチ、73キロ。
普通の男性と変わらない身体つきなのに、柔道着をつけた時の表情は、ガラリと変った勝負師となります。東京五輪で、その内股を是非見たい!とワクワクして待っております。
今度は相撲の話です。横綱鶴竜が引退しました。ご存知モンゴル出身、優勝6回の相撲巧者でした。
もう一度、横綱としての土俵入りも含めて、その相撲巧者ぶりを見たかったのですが、残念です。横綱白鵬、日馬富士、鶴竜、稀勢の里、四横綱時代が懐かしいですね…。
ところで、相撲は『国技』と言われますので、角界ファンは、日本人横綱の誕生を待ち望んでいるのですが、あなたの期待する新横綱は誰でしょうか?
大関貴景勝か、正代か、朝乃山か、はたまた先場所優勝し勢いに乗る新大関照ノ富士か…。新横綱が誕生するかも知れない五月場所が 大変楽しみであります。
<2021年5月>
フリーアナウンサー 押阪 忍
1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。東京オリンピックでは、金メダルの女子バレーボール、東洋の魔女の実況を担当。1965年には民放TV初のフリーアナウンサーとなる。以降TVやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典、東京都庁落成式典等の総合司会も行う。2021年現在、アナウンサー生活63年。
日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。