お互いのいいところを見いだして「称えあう」 ポジティブな思いが循環し広がっていく
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吉元由美の『ひと・もの・こと』
作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。
たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。
「称えあう」と世界は丸くなる
「敬愛する」という言葉が好きです。敬愛とは、『尊敬と親しみの気持ちを持つこと』。
尊敬というと優れた人に対する気持ちのように思われるかもしれませんが、その人の『素敵さ』に対して心から、心を寄せることができたら、年齢も立場も関係ありません。
言葉には、それを現実にする力、言霊があると信じられてきました。「ありがとう」という言葉を大切にしていると、不思議に満たされるような感があります。
「おかげさまで」と言葉にしてみると、ありがたい気持ちが湧き上がります。敬愛する……素敵だと思う人、大好きな人がいてくれるだけでうれしい。心からそう思えると、なぜか穏やかな気持ちになります。
批判を口にするのは、わざわざ体に悪いものを食べるようなものです。よい点よりも、好ましくない点が目についてしまう。
人にはそのような習性があるのかもしれません。しかし、批判を口にしてみると、心にざらっとした感触が残らないでしょうか。
時々、TwitterなどSNSで批判の応酬になっていることがあります。読んでいる方にも後味の悪さがあります。
反対に、相手の素敵なところを褒める、称える。すると、なんとも爽快です。あたたかい気持ちになります。
批判が体に悪い食べ物だとしたら、褒める、称えることは、体に良い食べ物を取り入れることなのですね。
「称える」というのはあまり馴染みがないかもしれません。でも、この一言ですべてを語ることができます。
「すばらしい!」
こう言われた人はうれしいし、言ったこちらもうれしくなる。いい循環が生まれるのです。
これは、日常の中でも心がけることができます。不快なことより、よいことに焦点をあてる。例えば、スケジュール帳によかったこと、嬉しかったことをメモすることもお勧めします。
メモに残すことによって、心に刻まれる。よかったことに焦点をあてることが身についていくのです。すると、少々のことでは凹まなくなります。気持ちの切り替えがうまくなるのです。
お互いのいいところを見いだして、称えあう。ポジティブな思いが循環し広がっていくと、世界は丸くなるのではないか。
そんな世界をイメージしながら、まずは今、ここから始めていきましょう。
※記事中の写真はすべてイメージ
作詞家・吉元由美の連載『ひと・もの・こと』バックナンバー
[文・構成/吉元由美]
吉元由美
作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。
⇒ 吉元由美オフィシャルサイト
⇒ 吉元由美Facebookページ
⇒ 単行本「大人の結婚」