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聖夜にあえておすすめしたい『異色の』クリスマス映画傑作5作

By - grape編集部  公開:  更新:

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12月に入ると、世間はあっという間にクリスマスムード一色。クリスマスには家で映画を見るのも乙なものです。

季節を感じられるクリスマス映画の中でも、『一味違う』クリスマス映画をご紹介します。

アクション、パニック、コメディまで!多彩なクリスマス映画の世界

『ダイ・ハード』

まずは、『世界一運の悪い男』の聖夜の死闘を描いたアクション映画の金字塔、1988年公開の『ダイ・ハード』です。

物語は、ブルース・ウィリス演じる刑事のジョン・マクレーンが、ケンカ中の妻と仲直りするため、クリスマス・イブに妻が勤める高層ビル『ナカトミ・プラザ』を訪れたことで幕を開けます。

聖夜のパーティーは、武装したテロリスト集団がビルを占拠したことで一変。人質の命は期せずしてビルにいたマクレーンの手に託されてしまいます。

主演に、まだまだ駆け出しだった頃のブルース・ウィリスを抜擢した本作。

当時のハリウッドアクションは、マッチョなスターが暴れまわる豪快さが売りでしたが、本作は冴えない刑事が機転と根性で絶体絶命の危機を乗り越える新鮮な展開で、その緊迫感あふれる演出は世界中を魅了しました。

シリーズ化もされた大ヒットアクションゆえに忘れられがちですが、本作は随所にクリスマスムードを漂わせており、家族でハラハラドキドキ観るのにもってこいのクリスマスムービーです。

果たしてジョン・マクレーンは、聖夜に人質たちの命を救う奇跡を起こせるのでしょうか…結末はぜひその目で確かめてみてください。

『グレムリン』

次は、巨匠スティーヴン・スピルバーグが制作総指揮を務めた、1984年公開のモンスターコメディ映画『グレムリン』です。

物語は、発明家をしているランダル・ペルツァーが、クリスマスに息子へのプレゼントとして、フワフワの生き物『モグワイ』を購入したことから始まります。

水に濡らさない、日光に当てない、真夜中過ぎにご飯を与えない…この3つのルールを期せずして破ってしまったことで、クリスマスの夜は阿鼻叫喚の大パニックに陥ってしまうのでした。

1980年代アドベンチャー映画の巨匠であったジョー・ダンテ監督が贈るブラックジョーク満載の本作。

モグワイが凶悪に変身した姿である『グレムリン』たちの邪悪な悪戯にハラハラするものの、彼らが心底楽しそうで思わず笑ってしまう不思議なさじ加減が、絶妙の味わいをもたらしています。

『グレムリン』は、本国ではもちろんのこと日本でも大ヒットを記録。主人公の相棒である心優しきモグワイ『ギズモ』のキュートさはブームとなりました。

家族や恋人と笑って楽しめる、ピリッとジョークの効いたおすすめクリスマス映画です。

『ジングル・オール・ザ・ウェイ』

次は、爆笑クリスマスコメディに、筋肉スターのレジェンド、アーノルド・シュワルツェネッガーが融合した1996年公開の快作、『ジングル・オール・ザ・ウェイ』です。

クリスマス前夜、アメリカ中の子供たちはプレゼントに人気特撮番組『ターボマン』のおもちゃを待ち望んでいました。

しかし、アーノルド・シュワルツェネッガー演じる、会社社長のハワード・ラングストンは日々の忙しさに追われ、息子ジェイミーのプレゼントであるターボマン人形を買いそびれていたことに気付きます。

こうしてハワード・ラングストンは数少ない在庫を奪い合う、地獄のクリスマスバトルに身を投じることになるのでした。

世界的アクションスターの『シュワちゃん』ことアーノルド・シュワルツェネッガーが、あえてお得意のバトルを封印してコメディに挑んだ本作。

ベタベタのギャグ演出と、それを上回るシュワちゃんの大迫力の顔芸には、思わず爆笑してしまうはずです。

しかしそこは世界のシュワちゃん。終盤にはなぜか謎のサンタ集団とドタバタ筋肉バトルが繰り広げたり、ジェットパックで空を飛んだりと、アクション展開も用意されています。

ドタバタの最後にはほっこり温かい気持ちになる、見どころ満点のクリスマスムービーです。

『P2』

「世間が浮かれていようと自分は孤独に仕事だ…」なんて恨み節を吐きたくなる人もクリスマスにはいることでしょう。

そんな人におすすめなのが、アメリカで2007年に公開されたスリラー映画『P2』です。

クリスマス・イブの夜、明かりも消され始めた高層ビルのオフィスで、1人残業に勤しんでいた女性アンジェラ。帰ろうとするも、地下2階に停めていた車は動かず、警備員のトムに助けを求めます。

しかし、トムは突如として彼女を拘束。なんとトムの正体は狂気のストーカー!

アンジェラは出口のないビルで恐怖の一夜を過ごすことになってしまいます…。

主演のレイチェル・ニコルズの美しさもさることながら、サイコストーカー役を演じる、イケメン俳優ウェス・ベントリーの怪演は、一度見たら忘れられないこと請け合いです。

危機に次ぐ危機の連続でエンドロールまで一瞬も気が抜けない展開は「お見事」のひと言。

本作からは、『つらいクリスマスになっても挫けぬ強さ』が学べますし、何より「アンジェラの恐怖に比べたら、自分の今年のクリスマスは絶対マシだ…」と平和に感謝したくなるはずです。

『東京ゴッドファーザーズ』

最後は、「つらい日常にもクリスマスはひとさじの奇跡と幸福をもたらしてくれるかも」と温かい気持ちになれる、2003年公開のアニメ映画『東京ゴッドファーザーズ』です。

物語は、新宿の公園で細々暮らすホームレスの中年男性ギン、元・ドラァグクイーンのハナ、家出女子高生のミユキの3人が、雪が降り注ぐクリスマスの夜にゴミの山から偶然赤ん坊を見つけたことから始まります。

『清子』と名付けたその子の親を探しに旅立った3人は、予想もしてなかった大トラブルと聖夜の奇跡を体験することになるのでした。

2010年に46歳の若さで逝去してしまった、天才アニメ監督の今敏(こん・さとし)さん。本作は彼の長編3作目になります。

主演の3人組の声には名優の江守徹、芸人の梅垣義明、元女優の岡本綾が抜擢され、生き生きとした名演を見せています。

本作はひねりが効きつつも見やすい脚本や、全編を彩る緻密な書き込みが観る者の心を掴み、観賞後は、『第76回 アカデミー賞』長編アニメーション部門にノミネートされたのも納得の感動を与えてくれるはずです。

ストレートなラブストーリーやファミリームービーだけがクリスマス映画の華ではありません。

今年は趣向を変えてこういう作品を観てみるのもいいものですよ!


[文・構成/grape編集部]

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出典
4KUHD/BD【予告編】『グレムリン』11.20リリースJingle All the Way (1996) Trailer #1 | Movieclips Classic Trailers東京ゴッドファーザーズ - 予告編

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