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クリスマスの奇跡! 1年近くも行方不明だった犬が見つかった場所は…?

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

2019年12月、アメリカ・イリノイ州シカゴに住むケリー・シェイドさんの愛犬『グレイシー』が行方不明になりました。

自宅の工事に来た作業員が玄関のドアを開けたままにしていて、工事の音に驚いたグレイシーが逃げ出してしまったのです。

ウェブメディア『The Dodo』によると、夜になってもグレイシーが帰って来ないため、ケリーさんは「何かあったのかもしれない」と心配になったのだそう。

それから彼女はグレイシーの目撃情報を募るチラシを作って町中に貼るなどして、愛犬を探し続けました。

グレイシーはマイクロチップを装着しているので、「誰かが保護して動物病院に連れて行ってくれたら、身元が分かるだろう」と希望を持っていたといいます。

しかしそんな期待は裏切られ、何の手がかりもないまま月日が過ぎていったのです。

愛犬が行方不明になってから約1年後?

グレイシーがいなくなってから1年が経とうとする2020年11月、動物保護活動をしているケイティ・キャンベルさんのもとに友人のポリー・エリソンさんから連絡が入ります。

「数か月前からうちの敷地内に白と黒の野良犬がいるんだけど、保護できないかしら」

その犬はグレイシー。ポリーさんは自宅のそばにやってくるグレイシーを放っておけず、毎日2回食事をあげていたのだそう。

しかしグレイシーが怖がっていて近付けないため、ケイティさんに助けを求めたのです。

ケイティさんはケージの中に食べ物を置いて罠を仕掛け、グレイシーを安全に捕まえることに成功。

人を怖がっていたグレイシーですが、ケイティさんの家に着いてケージから出た時にはすでにしっぽを振っていたのだとか。

そしてマイクロチップの情報から、ケリーさんの犬だということが分かったのです。

ケイティさんがケリーさんに連絡すると、彼女は安堵のあまり泣き出したのだそう。

こうしてケリーさんとグレイシーは約11か月ぶりに再会することができました。

ケリーさんのにおいを嗅いだ瞬間にブンブンとしっぽを振って大喜びするグレイシー。長い間ひとりぼっちだった彼女はさびしい思いをしていたのでしょう。

グレイシーは疲れ切っていたものの健康状態はよかったといいます。ポリーさん以外にも誰か親切な人から食べ物をもらっていたのかもしれません。

ケリーさんはグレイシーを探すのを手伝ってくれた人たちに感謝をしつつ、「これはクリスマスの奇跡です。いつも素晴らしい出来事を見たり聞いたりしていますが、まさかそんなことが自分に起きるなんて思っていませんでした」と語っています。

グレイシーが保護された場所はケリーさんの家から3㎞も離れていなかったのだとか。しかしグレイシーは家までの道のりが分からなかったのでしょう。

多くの親切な人たちのおかげでグレイシーが無事に家に帰れてよかったですね。


[文・構成/grape編集部]

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出典
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