浮気、嫉妬、狂気…日常生活では出会いたくない『怖い女』を描いた映画5選
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快挙を成し遂げた狩野英孝、帰国便の搭乗券をよく見ると… 「さすがJAL」の声ホノルルマラソンから帰国する狩野英孝さんに、JALが用意したサプライズとは…。
ロケで出会う人を「お母さん」と呼ぶのは気になる ウイカが決めている呼び方とは?タレントがロケで街中の人を呼ぶ時の「お母さん」「お父さん」に違和感…。ファーストサマーウイカさんが実践している呼び方とは。
grape [グレイプ] entertainment
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ロケで出会う人を「お母さん」と呼ぶのは気になる ウイカが決めている呼び方とは?タレントがロケで街中の人を呼ぶ時の「お母さん」「お父さん」に違和感…。ファーストサマーウイカさんが実践している呼び方とは。
現実には出会いたくない、そんなエキセントリックかつスリリングな人物に出会えるのも、映画というエンターテインメントの醍醐味の1つ。
そんな「絶対出会いたくない!」と身震いしてしまうような『恐ろしい女性』を描いた傑作映画を5つ厳選してご紹介します。
アカデミー賞常連の名女優から、才気あふれる子役まで
まず紹介するのは、第60回アカデミー賞で6部門ノミネートに輝いた1987年の傑作スリラー『危険な情事』です。
■『危険な情事』あらすじ
敏腕弁護士のダンは、自身が顧問をしている出版社のパーティーで魅力的な女性のアレックスと知り合い、愛する妻と子という家庭を持ちながらも、一夜の情事に溺れてしまいます。
一夜限りの関係と割り切っていたダンでしたが、アレックスの心内は、それとは遥かかけ離れた狂気に満ちていたのでした…。
主演に名優マイケル・ダグラスを迎えた本作。まさに脂が乗っていた時期の彼の色気は必見です。
しかし、本作最大の魅力は『怖い女』を怪演した大女優グレン・クローズの鬼気迫る演技と言っても過言ではないでしょう。
グレン・クローズの相手を掴んだら離さない身も凍る眼差しはすさまじい迫力。一夜の浮気相手が次第におぞましいストーカーと化してしまう様を描いた本作は、中途半端に女心を弄んだ男が陥る恐怖の末路ともいえます。
男性諸氏、浮気は絶対やめましょう……。
次は、名作ホラー小説を見事に映像化した、1990年の傑作スリラー『ミザリー』です。
■『ミザリー』あらすじ
真冬の田舎道を一人ドライブしていた人気小説家のポール・シェリダンは、雪道で事故に遭い両足に大怪我を負ってしまいます。そんな彼を助けたのは、近所に一人暮らす女性アニー・ウィルクス。
甲斐甲斐しく彼を介護するアニーは、次第にポールの代表作である「ミザリー」シリーズの偏執的なマニアであることが判明し…。
原作は『モダンホラーの巨匠』とも呼ばれる小説家スティーブン・キングのベストセラー小説。
主演にいぶし銀の演技が光るジェームズ・カーン、そして映画史に残る『怖い女』役を、名バイプレーヤーのキャシー・ベイツが好演しています。
物腰柔らかに見えた女性が、偏愛ゆえに発狂しだす様を演じたキャシー・ベイツの見事な演技は、第63回アカデミー賞で見事主演女優賞を獲得しました。
次は、邦画界の異端児・三池崇史監督が描く2000年の戦慄バイオレンスホラー映画『オーディション』です。
■『オーディション』あらすじ
7年前に愛する妻を亡くし、男手一つで息子を育ててきたビデオ制作会社の社長・青山重治。
彼は友人の映画プロデューサーの勧めで、進めている映画のオーディションに来た女優から再婚相手を見つけてみてはどうか、という話を持ちかけられます。
そうして集まった女優の1人である清純そうな美女・山崎麻美に運命を感じてしまった青山は、彼女と惹かれあっていくのですが…。
コメディ、バイオレンス、ラブストーリーに人気漫画の実写化など、ジャンルを問わない活躍で知られる映画監督・三池崇史さんの隠れた傑作と名高い本作。
主演にハリウッドでも活躍する俳優・石橋凌、美しく狂気に満ちた女性『麻美』役を女優でモデルの椎名英姫さんが演じています。
日本ではあまり語られることの少ない本作ですが、海外では傑作ホラー映画のひとつとして長く語り継がれるほどの人気作。
腰まで伸びた美しい黒髪と切れ長の目、『美しいバラには棘がある』を地でいく麻美の狂気が炸裂する後半は、脳にこびりつく恐怖シーンの連続です…。
次は、子役の恐怖の演技が大きな話題を呼んだ2009年のホラー映画「エスター」を紹介します。
■『エスター』あらすじ
3人目の赤ん坊を流産してしまっていたケイトとジョンの夫妻は、孤児院から9歳の少女を養子として引き取ってくることにします。
おしとやかな物腰で家族に溶け込んだエスターでしたが、徐々にその様子がおかしくなっていき…。
主演に、今やハリウッド映画で引っ張りだこの実力派女優ヴェラ・ファーミガ、共演に当時12歳前後だった子役イザベル・ファーマンを配した本作。
幼いながらも見る者の不安を煽るファーマンの『怖い女演技』は必見です。
本作にはクライマックスに驚愕のトリックが仕掛けられているのですが、そのトリックを把握した上で見返すと、主演のイザベル・ファーマンの演技に驚愕させられるはず。
徐々に家庭を崩壊に追い込んでいくサイコ少女・エスターは、ホラー映画史に残る『怖い女』の1人といえるでしょう。
最後は、1962年、名匠ロバート・アルドリッチ監督の名作サイコスリラー『何がジェーンに起ったか?』です。
■『何がジェーンに起ったか?』あらすじ
ベビー・ジェーンという名でかつて劇場を席巻した名子役ジェーン。
そんな妹の影に甘んじていた姉のブランチは、成人後に妹との立場を逆転させます。
数十年後、年老い、屋敷で隠遁生活をしていた姉妹の運命は、長年の確執から恐ろしい事態に発展していってしまい…。
ダブル主演としてハリウッドの大女優ベティ・デイヴィスとジョーン・クロフォードを迎えた本作は、59年前のモノクロ映画でありながら、2021年の今見ても決してダレることのないハイテンポで描かれており、物語にグイグイと惹き込まれます。
車椅子生活を送る姉を介護しながらアルコールに溺れ、日夜姉へのいじめに精を出す妹ジェーン。演じるベティ・デイヴィスの『怖い女っぷり』はまさに『魔女』そのものです。
しかしそれだけに終わることはなく、姉妹のこれまでの人生が絡み合った、目を背けたくなる『悲劇』こそ本作最大の魅力といえるでしょう。
『怖さ』といってもその種類は多種多様。嫉妬に、偏愛、狂気に愛情……。日常生活では味わいたくない『思わず震えてしまうような恐怖体験』を、ぜひこれらの映画を通して味わってみてください!
[文・構成/grape編集部]