興味がなくてもココだけ見て! 思わず夢中になる映画の冒頭5選
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grape [グレイプ] entertainment
映画を楽しむのに重要なのは、その世界観に入り込むことですよね。そんな時に重要になってくるのが『つかみ』、つまりはオープニングシーンです。
そんな最高のテンポと雰囲気で我々の心をわしづかみにする、ナイスなオープニングシーンのある映画をご紹介します。
ここだけ見ればあなたも映画の虜になること間違いなし!?
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
まず紹介したいのは、2014年公開の世界的大ヒットSFアドベンチャーシリーズの第1弾『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』です。
■『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』あらすじ
タフだけどどこか間抜けな宇宙海賊のピーター・クイルは、とある惑星で宝玉『オーブ』を手に入れます。
しかし、それを巡る大騒動のなかで、彼は自分と同じ4人のはぐれ者たちと出会い、期せずして銀河の平和を守る大事件に飛び込んでいくことになり…。
アメコミ映画の一大叙事詩『マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)』に属する本作。
主役に大抜擢されたのは、当時ぽっちゃり系コメディ俳優の印象が強かったクリス・プラットです。
クリス・プラットは、本作に出演するにあたり肉体を絞り込んで、銀河を股にかけるヒーロー役を熱演しました。
冒頭で、亡き母の残したウォークマンのカセットを再生し『オーブ』の眠る遺跡で踊り出すピーター。鳴り響くのはロックバンド『レッドボーン』1973年のヒット曲『Come and Get Your Love』が使われています。
往年のポップソングをSFアドベンチャーの冒頭でかけるそのセンスと、大写しになるタイトルには、それまでなかった新鮮なワクワクが詰まっています。
ベイビー・ドライバー
次は、2017年公開のクライムアクション映画『ベイビー・ドライバー』です。
■『ベイビー・ドライバー』あらすじ
幼少期の事故以来、頭の中で雑音が止まらなくなってしまった青年・ベイビー。天才的なドライビングスキルを持つ彼は、雑音を消すためにお気に入りのプレイリストを常に聞きながら、裏社会専用のドライバーとして活躍していました。
そんな彼の運命は、ある日ダイナーで美しいウェイトレスのデボラと出会ったことで大きく動き始め…。
メガホンを取ったのは、軽妙な掛け合いとユーモアたっぷりの作劇で熱狂的なファンを持つエドガー・ライト監督。主役を演じたのはアンセル・エルゴート。
ベイビーが銀行強盗犯たちを乗せて街中を激走する様子を描いている冒頭6分間は、彼の聴くロックバンド『 ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン』の曲『ベルボトムズ』が流れ、その音楽リズムと映画のテンポが完全にシンクロします。
観る者を本作の世界観、もといベイビーの脳内に引きずりこむような見事な演出といえるでしょう!
ウォッチメン
次は、2009年公開の社会派アメコミ映画の傑作『ウォッチメン』をご紹介します。
■『ウォッチメン』あらすじ
1985年、ニクソン大統領が再選し、世界にスーパーヒーローが存在する世界線のアメリカ。米ソの核戦争の機運が高まる中、引退した1人のヒーローが何者かに暗殺されてしまいます。
その謎を1人で追いかけるロールシャッハは、想像を絶する陰謀に巻き込まれていき…。
アメコミの大ファンであるザック・スナイダー監督が、アメコミ界の伝説的作品『ウォッチメン』を映画化した本作。物語のカギを握るロールシャッハを演じたのは、名バイプレイヤーのジャッキー・アール・ヘイリーです。
ボブ・ディランの名曲『時代は変わる』とともにアメリカの近代史をフラッシュバックする本作の冒頭。
広島への原爆投下、終戦、ケネディ暗殺事件など、現実の歴史の転換点に居合わせたヒーローたちを描いた数分間は、観る者を『もう1つの世界線のアメリカ』に引っ張り込むパワーに満ちています!
バトルシップ
次は、2012年公開のSF海洋バトルアクション映画『バトルシップ』です。
■『バトルシップ』あらすじ
太平洋上で軍事演習を行っていたアメリカ軍と日本の自衛隊の護衛艦軍。その前に突如として現れたのはエイリアンの戦艦!
巨大なドーム型のバリアーに仕切られた空間で、新人士官のアレックスは人類の命運を託され…。
アメリカのテーブルゲーム『海戦ゲーム』の映画化という無謀すぎるプロジェクトを実現したのは、戦争映画『ローン・サバイバー』のピーター・バーグ監督。主演はテイラー・キッチュ、共演には浅野忠信が名を連ねています。
日本ではカルト的人気を誇る本作。
その冒頭は、飲んだくれの主人公が一目惚れした美女のためにブリトーを盗もうとコンビニに忍び込み逮捕された挙句、兄に「お前は海軍に入れ!」と一喝された直後に、タイトルロゴが大写しになるという破茶滅茶すぎる展開です。
しかし、この冒頭にこそ有無を言わさぬ『お祭り映画のボルテージ』が目一杯に詰まっているのです。
スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望
最後は、映画史に残るオープニングといえばこの作品、1978年のSFオペラの金字塔『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』です。
■『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』あらすじ
遠い昔、遥か彼方の銀河系……世界を支配せんとする銀河帝国は、惑星を丸ごと破壊できる超兵器『デス・スター』を建造。圧政に刃向かう反乱軍を一網打尽にしようと企んでしました。
銀河の外れに住む青年ルーク・スカイスォーカーは、期せずして銀河の命運を左右する英雄としての道を歩み始めるのでした…。
ジョージ・ルーカス監督による、いわずと知れた世界的SF映画シリーズ『スター・ウォーズ』。その第1作である本作は歴史に燦然と輝く名作と言っても過言ではありません。
そのオープニングといえば、名匠ジョン・ウィリアムズによる壮大なテーマ曲と、往年の冒険活劇映画をオマージュした黄色いあらすじの文字が印象的!
直後、広大な宇宙空間に現れる超巨大な宇宙戦艦を目にすれば、あなたの心はあっという間に映画の世界に導かれるはずです。
映画の入り口であるオープニングには、観客を魅了しようとする作り手たちのアイディアが、これでもかと詰まっています。
この記事を読んで気になるオープニングを見つけたら、ぜひその扉の向こうを覗いてみてくださいね。
[文・構成/grape編集部]