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池江璃花子に「五輪を辞退して」の声 加藤浩次の『コメント』が、ごもっとも

By - grape編集部  公開:  更新:

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2021年7月23日に開幕予定の東京五輪。

新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の流行が収まらない中での開催について、国内外で賛否の声が上がっています。

同年5月7日に、競泳の池江璃花子(いけえ・りかこ)選手は、自身のSNSに「辞退して」「開催について反対の声を上げてほしい」といったメッセージが寄せられていることを明かしました。

池江選手はそういった声に対し、Twitterを通してアスリートの1人としての持論を展開しています。

池江選手の投稿は波紋を呼び、国内にいる複数のアスリートたちが同様のコメントを発表。一連の出来事に対する報道は、海外メディアでも取り上げられています。

加藤浩次「選手にいうことじゃない」

同月10日に放送された情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)では、池江選手が発表したコメントについて特集。

番組に出演していた、元競泳選手でスポーツジャーナリストの松田丈志さんは、池江選手の投稿について、こう意見を述べました。

本当に素晴らしいコメントを出してくれたなっていう風に思うんですけれども、今回の件でいうとSNSで池江選手にダイレクトメッセージなどで連絡をして、要は「反対の声を上げてほしい」っていってるわけですよ。

それって、やはり池江選手は病気から奇跡的な回復をして代表権を獲得して、今回のオリンピックはやはり印象付ける選手の1人だと思うんですね。

そういう選手の影響力を使って、ある意味開催してほしくない人たちが、自分たちの声を拡大して伝えてほしいっていうことですから、それ自体は本当によくないことだなと思いますし。

逆にいえば、オリンピックを推進、やりたいと思っているひとたちも、個人の影響力を使って自分たちの意見をリードしていきたいっていうやり方はよくないと思いますね。

スッキリ ーより引用

「開催に対して賛成派であれ否定派であれ、個人の影響力を使って自分の意見をリードさせるやり方はよくない」という松田さん。

番組のMCを務める加藤浩次さんは、松田さんの意見に同調し、次のようなコメントを発しました。

そこは本当に、直接池江選手にするっていうのは、池江選手は「なんていえばいいの」と思うし、そりゃ一生懸命頑張って病気を克服した選手に、それを利用するっていうのは、本当に、僕はダイレクトメッセージを送っている人は卑劣だなって思いますよ。やり方としては。

選手にいうことじゃないと。それはIOC(国際オリンピック委員会)ないし、そして組織委員会に訴えるべきことであって、選手は別ですもんね。

スッキリ ーより引用

加藤さんは「池江選手の影響力を利用しようとする行為は卑劣だと思う。そもそも選手にいうべきことではない」とキッパリ。

番組を見た人からは、次のような声が相次いでいます。

・本当にその通りだと思う。池江選手の心情を思うと、とても悲しくなる。

・「選手じゃなくてIOCにいってほしい」という言葉は、ごもっとも。

・いろいろな意見があるのは理解できるけど、それを一個人の選手に求めるのは、違うように感じる。

コロナウイルスがまん延する中での開催について、不安を覚えるのは当然です。

さらなる感染拡大への不安や、ただでさえひっ迫している医療体制への影響を考えると、反対の意見を述べたくなる気持ちは否定できません。

しかし、一個人である選手に「出場を辞退してほしい」などと訴え、状況を変えようとするのは見当違いといえるでしょう。

松田さんや加藤さんの意見は、多くの人の共感を呼びました。


[文・構成/grape編集部]

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出典
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